主婦の終身保険(2)

前回は、私がなぜ終身保険に入ったかという話を書きました。
(「主婦の生命保険(1)」を見てね)

生命保険はいらない、という方にはこの記事は不要かと思いますが、もし検討してみえる方がみえたら参考になるかもしれません。

私は母が亡くなったことから自分の生命保険の加入を真剣似考えたのですが、その時私は40代半ばでした。
長期の積立を前提とする終身保険に入るには、50歳を過ぎると条件が厳しくなります。

まず当然のこととして、積立の期間が短くなるため、毎月の掛け金が高くなります。
保険金額を安くすれば掛け金も抑えられますが、ある程度の金額がほしいと思ったら、数年でも加入が早い方がお得です。

また、年齢でも掛け金が上がっていきます。私は、47歳の誕生日が近づいていたので、その前に手続きを済ませました。

そして、年をとってくると、体のいろんなところに不調が出てくることが多くなります。

実は私自身が、思いがけない病気で、40代半ばで突然「入院・手術」になってしまった経験があります。
幸い、手術が成功して、今では以前と同じように生活ができていますが、「あと少し発見が遅れていたら」体の大切な一部の機能を失ってしまうほどの病気でした。

その時にはもうすでに母は亡くなっていたのですが、自分にそのことがあってからもやはり、終身保険に入れるうちに入っておこうと思ったのです。

ですが、皆さんご存知かと思いますが、過去数年以内に手術や大病をしていると、基本的に新たな保険には加入できないことが多いですよね。

私も、手術をしてからすぐには無理だろうと思い、術後一年以上経過して、経過が良好であることを記載して加入申し込みをしたのですが、保険会社から電話が。

「貧血」がネックに

担当者「告知で貧血と書かれていますが、ヘモグロビンの値はわかりますか?」

私「・・・ヘモグロビン?(手術じゃなくてそっち?)」(;´・ω・)

私は、若いころからず~~っと万年貧血でした。健康診断では必ず「貧血」と診断され、再検査を指導されてきました。
ですが、ある時近所の病院で診てもらったら、「まあ貧血といえばそうだけど、薬飲むほどではないですね」と言われ、それからは「貧血」と書かれていても「無視」してしまうように(おいおい)

それから10年以上たち、保険加入の告知事項に、健康診断での結果として毎度書かれている「貧血」と告知したら引っかかってしまったのです。
恐るべし貧血・・・。女性で貧血の方って多いですよね?月のものがありますし。私は、女性の大半の人は貧血なんだろうって勝手に思ってました。

聞いたところによると、「ヘモグロビンの値」が10以下になると、加入が難しいと(各社いろいろあるかと思いますが)。

そして、ヘモグロビンの値を病院で調べてもらってくださいと言われ、仕方なく病院で血液検査を依頼。

そして、「保険に加入したいんですけど~。貧血だと加入できないらしくて。そんなにひどくないですよね~?」と先生に同意を求める変な患者になっていました(笑)

すると先生が驚くことをおっしゃいました。

先生「〇〇さん、結構な貧血ですよ。○○の値が(ヘモグロビンではないけど忘れた)正常値の10分の1くらいしかないですよ。これは鉄剤飲んだ方がいいですね」

私「ええ~~??( ゚Д゚)」

先生「これだけ値が低いと、冷えとか疲れとかあるでしょ?」

私「・・・あります。でも女性ってみんな冷え症でしょ?(←勝手な見解)」

ちなみにこの先生、私がまだ若い頃に貧血の再検査に行って、「それほどひどくないから薬飲むほどではない」と言ってくれた先生です。この十何年の間に、貧血が進んでしまったのか??

え~~それじゃあ保険に加入できないかも・・・と思ったのですが、幸いヘモグロビンの値は「12」とのことで、保険加入は無事クリアできました!保険ってほんとに簡単には入れないのですね~。結局、手術に関しては何も聞かれませんでした。命に関わる病気ではなかったからかもしれません。

まあ、これががきっかけで貧血のひどさに気づき、鉄剤を飲むことになり、数か月飲んだところ、検査の値も改善し、冷えが少し解消されて疲れにくくなって、結果オーライです(^^♪ それから意識して鉄分をとるようになりました。

と、長々と書いてきましたが、「いつか入ろう」と思ってみえるなら、早めの検討がお勧めです。
ず~~っと健康でいられたら良いですが、ほんとに思いがけずいろんなことが起こります。
命にかかわることではなくても、小さな不調がいろいろと。

やっと入れた保険、こつこつ掛け金払っていきます。

自分が亡くなった後のためのお金だと思うと不思議な感じですね。