主婦の終身保険(1)

最近、年末調整のために提出する「保険料控除証明書」(書類名はいろいろですね)が送られてくるようになりました。もうそんな季節なんだな~と思います。年末の風物詩?の一つですね。

我が家では毎年、主人が会社で年末調整の書類を記入して提出してくれるので、私がすることは、送られてきた証明書を大事にとっておくだけです。そして、主人が「年末調整のアレちょうだい」といった時に渡すだけ。
でも今年は、「ふるさと納税」で確定申告する際にも使うようですので、主人の年末調整のあともとっておかなくてはいけません。

娘たちが18歳になるまでは、ずっと我が家の保険で一番高いものは2人分の「学資保険」でした。二人で年間およそ30万ちょっと払っていました。その金額を記入することでほとんど控除枠を使ってしまっていましたが、娘たちが大学に入り、保険料の払い込みが終わってからは、生命保険や火災保険などの保険料をいくつか合わせて申告しているようです。やってないので詳しく書けませんが・・・

現在の我が家の保険は、主人が会社で入っている団体生命保険(定期2500万)のほかは(火災保険など建物の保険除く)、
・主人の終身保険(300万)
・私の終身保険(  〃 )
・主人の終身医療保険(入院一日5,000円)
・私の終身医療保険( 〃   )
・主人のがん保険に私のがん保険も付属(がんで入院一日15,000円、一時金100万(私は60万))

です。主人の会社の団体生命保険は、子供二人が社会人になったため、もう1000万くらいに減額しても良いかなと思っています。

ひとつひとつ、入るときにはすごく検討して考えて入ったものばかりです。
それでも加入後何年もたつと他にも良い保険が出てきて悩むのですが、年齢も上がっていきますので、今から新しいものに切り替えると保険料が上がってしまうケースが多く、新たな契約はたぶんもうしないと思います。

保険って、年をとるほど必要になると思うのですが、年をとるほど入りにくいんですよね・・・

最初の「終身保険」ですが、主婦の方で終身保険に入っている方は、どれくらいいるのでしょうか?
私はずっと、医療保険のみで終身保険には入っていませんでした。
入ったのは5年くらい前です。毎月の固定費が増えることになるので、加入する必要があるかどうか、いろいろ考えたのですが・・・

結局、その人が亡くなっても、遺族がその後の生活に困らなければ、保険は必要ないのだと思います。
我が家では、私が万一の時に、残された家族が困るか?と言えば、今の状態ではほとんど困らないと言っていいでしょう。
娘も社会人ですし、主人が、私のパート代がなくなったからと言って困ることはないからです。

でもあえて加入したのには、理由があります。

私の母は、専業主婦で、医療保険にも、自分の生命保険にも入っていませんでした(父の保険のみ)。
その母は、元気が自慢だったのですが、50過ぎで突然体調が悪くなり、入院、手術。そのまま、「第一級障害者」の認定を受けてしまいました。
これまで病気ひとつしたことのない母だったので、周りもびっくりしましたが、きっと一番ショックだったのは母本人でしょう。

医療費の方は、「第一級障害」なので、無料なのですが、毎日毎日処置が必要で、体調が悪いと病院通い。
車に乗らない母は、誰かの送迎が必要です。もちろん父か、同居していた姉が送迎してくれたのですが、子供もいるし都合の悪い時もあります。タクシーもよく使いました。
時々入院することもあり、身の回りの品をそろえたり、「医療費」以外にも出費はかさみました。

約10年後、母が亡くなった時は当然、葬儀を行いました。
ごく普通の葬儀でしたが、それでも100万単位の出費です。父母が田舎から出てきているため(ここも都会ではありませんが・・・)、お墓もなく、お寺との付き合いもそれまでまったくなかったため、お寺へのお布施、戒名料に家族で驚いたり(常識知らずと言われてしまうかもしれませんが)。

それでも、悲しみの中でもなんとか人並みには送ってあげられたと思っています。

ですがそれがきっかけで、「私も終身保険に入った方がいいのかな?」と考えるようになりました。
私がもし亡くなっても主人に葬儀はしてもらえると思います。しなくていいよと遺言しておけば良いのかもしれませんが、私はお墓はいらないと思ってますが、大げさでなくても良いので普通のお葬式はしてもらいたいなと。

みんな忙しい中、大変な思いでやってくれるのだから、「ありがとう料」を少しくらい残しておきたい。
何かのCMではありませんが、そう思うようになりました。
別に、保険というかたちでなくても、資産がいくらかあればそれで良いのかもしれませんが。

また、変な見栄になりますが、「お母さん、あれだけパートしてたのに、ちっともお金残ってなかったね~」と言われるのもシャクだし(笑)

まあそんなこんなで、払い込み期間は60歳までにしたかったので、50歳を過ぎると入れなくなる(or 掛け金が上がる)と思い、46歳の時に思い切って終身保険に加入しました。

メットライフ生命 つづけトク終身

毎月の支払額は12,000円程度で、これくらいならパート代で払えると思ったのも加入理由のひとつです。
私が加入する時には、予定積立利率が「1.8%」とのことで、この利率は下回らないとのことだったので、定期預金よりはだいぶ利率が良いからいいか~と。

でも今、メットライフ生命のサイトで確認したら、現在の予定利率はなんと「0.6%」とのこと。
ずいぶん下がっていました(;´・ω・)

私が入ったのは5年前だと思うので、5年でずいぶん変わってしまうのですね。この利率だったら加入はちょっと考えちゃいますね~。この低金利だから仕方ないのかな?

この保険がベストだったかはわかりませんが、とりあえず自分の保険があるということで、精神的なゆとりができたと思います。

次は加入した時の告知について書く予定です。

読んでいただいてありがとうございました。