リモートワークで良かったこと

主人のリモートワークが始まってからもう10ヶ月ほどになります。

始まったばかりの時は、「とりあえず」という感じでしたが、本人もすっかり、朝晩の車で片道30分の通勤がない生活に慣れてしまい、お昼休みの一時間には趣味の自転車で一回りしてきたりして、ほとんど残業もないという今の働き方が気に入っているようです。

コロナ問題が完全に収束し、また「毎日出社してください」と言われたら、もう行きたくなくなってるんでは…と今から心配な私です。

でも会社の方が、もうリモートできる部分はそのままで、ということになりそうな気もします。

最近、「主人がリモートワークしてて良かった」と思うことがありました。

少し前ですが、主人の父が、突然入院したのです。

朝、義父が起きてこないので義母が見に行ったところ、腰が痛くて起き上がれない状態だったらしいです。

本人は、時間がたてば治る?、と思ったようですが、結局、痛みで1日、体を起こすこともできず、夕方になって、主人と主人の妹に連絡があり、最後は救急車で運ばれたとのこと。

義母も80歳過ぎで運転もしませんから、一人ではどうしようもなかったでしょう。

診断結果は予想通り「圧迫骨折」。入院してわかったのですが「骨粗鬆症」だったとのこと。

前の晩まで普通に生活していたそうなので、夜中に寝返りなど腰をひねった時に折れたのかもしれません。年をとると、咳をするだけで折れたりということもあるようですので・・・

突然入院生活となり、数週間過ぎました。

今はどの病院も、コロナ感染対策のため、内科ではなくてもすべて「面会禁止」なのだそうです。なので、家族であっても、コロナとか関係なく、一切病室に入れず、お見舞いもできないとのこと。

これは逆に、付き添いの人手がいらないということで、お世話する側からすれば助かる面もありますが、顔も見られないのは心配ですね。

入院の手続きは主人が済ませ、看護師さんから主人に必要なものの連絡があったり、体を起こせるようになった義父からも、主人に直接電話で、「〇〇を持ってきて欲しい」と連絡があったりします。

もともと同じ市内に住んでおり、病院も我が家から車で15分もあれば行けるところだったので、平日でも、主人が病院へ時々、お昼休み時間に出かけて行ったりしています。

面会はできないため、受付で担当看護師さんに必要なものを渡したり、少し様子を聞いたりすることしかできないので、時間はかかりません。

義妹もお昼休みに抜けようと思えば抜けられるとは思いますが、フルタイムで出社して仕事をしているので、自宅で仕事している主人の方が出やすいのは確かでしょう。

今回は主人がリモートワークで本当に助かりました。

もし主人が普通に出勤する毎日でしたら、どうしてもと言う時には、基本的にいつも家にいる私が病院へ行くことになることもあったでしょう。もちろんそれは全然構わないのですが、今回は一度も私は病院へ行くことなく終わりそうです。

「時間の自由がきく」ということは、便利だなあとつくづく思いました。

また、突然一人暮らしになり、外出する方法がなくなってしまった義母には、近くに住む義妹が毎日仕事帰りに寄り、買い物に連れて行ってくれたりしているようです。

まだ介護、というところまではいきませんが、何かあった時には、お世話する方もされる方も、近い方が当然、便利ですね。

義父がどれくらい歩けるようになって戻ってくるかわかりませんが(全快してくれると良いですが)、主人の実家は一度もリフォームもしていない古い家で、もちろんバリアフリーにはなっていませんので、退院した時に不自由がないといいけど、とちょっと心配しています。