シニアのキャッシュレス化

増税開始とともに、キャッシュレス利用推進が本格的に始まりました。

我が家は私も主人も、これまでもできるところはEdy払いやクレジットカード払いにしてきたので、特に変化はありません。

が、少し前から、どうしようかと考えていたのが、実家の父親のことです。

年齢83歳(;^ω^)

その年には見えないとよく言われて、喜んでいる元気なオジイサンです(笑)

体も幸い、健康なため、毎日マイカーで出かけています。

マイカーもほんとはもう心配なのですが、このあたりは車がないと不便で・・・という話はちょっと置いといて。

シニアにはスマホアプリを使ったキャッシュレス払いなんて無理ではと思った方が大半かと思うのですが、実はシニア向けの「キャッシュレス対応のスマホの使い方教室」なんていうのが大盛況らしく、シニアの方も「難しそうだけど、お得になるなら頑張って使いたい!」と思っている方もたくさんいらっしゃるようなんですね~。

うちの父はどうかと言うと、世の中がそうなっているのは知ってると思いますが(笑)、自分には関係ないと思っているようです。

もし、キャッシュレスってどうやるんだと聞かれたら答えますし、もしやりたいと言われたら、使ってるスマホにアプリを入れて使えるようにしてあげることはできると思いますが、私は父にはキャッシュレスしてほしくありません。なぜかと言うと,

いくら使ったか、きっとわからなくなる

↑コレに尽きます。

父は元々お金の使い方がうまくなく、要するに、「あればあるだけ使ってしまう人」なんですね。←私はこの血を受け継いでいる気が・・・

借金してギャンブルする、とまではいかないですが、月末にはお小遣いが足りなくなってしまう人です(;^ω^)

母が生きていた頃は、母がお金を管理して、父にお小遣いを渡していたので、なんとか家計が回っていたのだと思います。

母が亡くなってから、自分で生活費を管理するようになって早10年

退職時の貯金がいくらあったか知らないですが、現役の時もお給料が多かったわけではないので、すごく貯めていたわけではないと思います。その少ない貯金も、二世帯住宅の建て替えに使ったり、自分の生活費で、母が亡くなって5年くらいで尽きたようです。

何しろ、それまで何十年も、自分で10万単位のお金なんて扱ったことがほとんどなかったのですから、何にいくら使って良いのかわからなかったのだと思います。そしてお出かけ大好きだし(笑)

それでも、幸い厚生年金はきちんともらえるし、自宅も姉との二世帯住宅に住んでいるので、生活に困るというわけではないのでありがたいです。1週間で使える金額を自分で計算して、「今月はあといくら使える」と自分なりにやっているようです。

まあつまり、キャッシュレスになって、いくらお金を使ったかがわからない状態になると、とたんに破産(!)しそうな人なんですね←そしてきっと私たちが支払うことになる・・・

毎日レシートをチェックして、いくら使ったか把握するなんてことができるなら、今頃もっとお金残ってると思います。私と姉で、月に少しでも積み立てしたら、という話もしましたが、まったく聞く耳持たず。もう行く先も短いと本人も思っていて、好きにしたいようです。

キャッシュレスっていうのは、預金などがある程度あって、少しくらい使いすぎても困らない人が使うものですよね、基本的に。または、現金でなくても使い過ぎないように注意できる人。まあ、いい大人なんだからみんなそうであるはずなんですけど(;^ω^)

増税後はキャッシュレスを推進、と言われて久しいですが、「おとーさんには無理だな・・・」とずっと思ってました。

あ、でもこれって、「シニアだから」じゃなくて、お金の管理ができないからっていう理由になるのかな(;^ω^)

キャッシュレスじゃないとポイント還元してもらえないなんて、そんな意地悪しなくてもいいじゃん、、と思ってしまう私です。

逆に主人の父は、ウチの父と違ってしっかり自分で資産運用もしちゃう老人ですが、キャッシュレスについては「めんどくさい」ので、しないそうです(笑)