娘たちの人生計画

我が家の娘たちはまだ結婚していませんが、お友達はこれまでに何人も結婚しています。

長女が学生時代から一番仲の良かった友達が今年春、お母さんになりました。

私ももちろん、学生の時から知っているお嬢さん(今では奥さん)なので、時の流れを感じます。

学生時代にはとにかく、遊びに行くこと、おしゃれのことくらいしか頭になかった(?)娘たちも、30近歳くなり、いよいよ自分たちのことは自分でしていかなくてはいけません。まあ、社会人になった時点でそうなってるはずなんですが、自宅通勤の娘はやはり、まだお気楽な身分と言えるのではないでしょうか。

娘も、たくさんの友達から、結婚式の準備のことから住まい探し、赤ちゃんが生まれてからの生活等々、「先輩」からいろいろ聞いてはいるようです。

まだ、結婚式も挙げていない(予定もない)のですが、最近では、家の購入のことなども時々、話題に上るようになりました。

何しろ、娘の友達はなぜか皆さん、結婚してすぐ、または1-2年で、家を建てるか購入している人が多いのです。たまたまだと思いますが・・・。

私はそういう話を聞くとすぐ、「総額いくらだったの?住宅ローンは何年?ご両親は援助したって??」←うるさいオバサン

娘は、友達が家を買うと言っても「ふ~ん」くらいであまり興味がないらしく、いくらだったかなんて聞いてないらしいのですが(親しくても普通はあまり聞けませんね(笑))、我が家の隣の田んぼを埋めたてて住宅建築用地として売り出している広告も何度も見てきましたし、最近では「この家は〇〇〇万円かあ~」などと言うようになりました。

私は、これはチャンスとばかりに、

「結婚はね、結婚式したら終わりじゃないのよ。結婚してからが始まりなの。住むところを探さなくちゃいけないし、毎月家賃を払って、子供が生まれたらベビー用品だって買わなくちゃいけない。子供ができたらアパートが手狭になって、家が欲しいと思うかもしれない。そうやって考えたら、数百万の貯金なんて、あっという間になくなっちゃうのよ。だから、若い時から頑張って貯めないとね。」(`・∀・´)

↑まあこれは若干、遊びに熱心で散財しがちな長女に対してのお説教が入っています(笑)

そして、長女が珍しく、「この家っていくらだったの」と聞いてきたので、正直に「〇〇万円」と答えました。

そしてこの際だからと思い、

「頭金に〇〇万円入れて、おじいちゃんが〇〇万円援助してくれて、ローンは〇〇万円だった」

と話しました。

すると娘が

頭金〇〇万円・・・

ココだけ正確に書くと、頭金800万円だったのですが、これは実はほとんど主人の独身時代の貯金(若い時から物欲ゼロ、笑)+私の少しの貯金+結婚してから1年は、私のお給料で生活していたので、その時に主人の年収ほぼ貯めた分です。
↑実はこんなブログを書きながら、若い頃は全然貯金できなかった私(;’∀’)

娘は、私たちがこの家を建てたのは、自分が「3カ月」の時だということを知っているので、まだ結婚数年の時期に、自分たちが頭金800万も出せるか?と、ちょっと考えたのでしょう。

私はたたみかけるように、

「頭金800万出しても、まだ数千万円もローンしないと買えないんだよ。そう考えると、今、服やバッグに何万もかけるより、少しでも貯金した方が良くない??」←超ウザイ母(笑)

今は、服も可愛い物が格安で買えますから、そういう意味では、お金をかけなくても別に何も困らず生活はできますよね。

どちらを選択するか。

というより、数年後には、もっともっとたくさんのお金が必要になる、ということに目が向くかどうか、だと思います。

もちろん、将来のために今をあまりにも犠牲にする必要はないと思いますが、かといって、体はひとつだけなのに、服何十枚も買う必要もないのではと思います。←また娘へのお説教、(笑)

考えてみたら、私は若い頃、両親から「お金を貯めなさい」と言われることはあっても、何にいくらかかって、とか、こうやって貯めるといい、などという具体的な話は一切、聞いたことがありません。

日本は、昔は親子でも「お金の話はしない」みたいな風潮があったように思いますが、年とってから言われても遅いことだってありますよね。

私は、自分が経験して感じたことは、娘たちが若いうちに、聞く耳持たれなくても、機会があれば積極的に伝えるつもりです。