絶対投資しないと思っていた人が

私の身近な人の話です。

私は、彼女は「絶対に投資はしないだろう」と思っていて、彼女の前では投資の話をすることはなかったのですが、先日話をしている時に、

「私も前、投資信託買ってみたんだけどさ~

と言い出したのでぴっくりしました。

「へー、そうなの、少しは増えてる?

と聞いたら、

買う前にいろいろ調べて、ほんとに結構勉強して、選んで買ったつもりだったんだけど、やっぱり『信託報酬』っていうのをずっと払うっていうのが納得かいなくて・・・」

と。

「でも、最近では信託報酬ずいぶん下がってるし、信託報酬の金額よりお金が増えれば問題ないんじゃない?」

と私は言ったのですが、

「信託報酬も、安いのを選んだんだよ。でもやっぱり、ずっとお金をとられるっていうのがどうしても嫌で・・・元本割れのまま解約しちゃった

え~!( ゚Д゚)・・・そうなんだ。

もう「買って、下がって、終わった」話だったのね。

こういう人って、きっと多いんだろうな~、と思いました。

「増える増える」と世間で聞くようになったので、少しの金額で買ってみたけど、運悪く、その後1~2割もうっかり下がったりしてしまうと、「預けたお金が減る」ということに免疫のない人は、きっと耐えられなくなって売却してまうのだと思います。

彼女の話を聞いていても、「信託報酬が嫌だ」というより、預けた時より基準価額が下がってしまったので、それが嫌だったというのが本当の理由だと思います。

信託報酬がかかっても、もし投資した金額が数か月で倍になっていたら、絶対解約しませんよね?まあ、そんなことはそうそうないんですが。

預けてたった数か月なのに、こんなに下がってしまって・・・このまま預けておいても、信託報酬だけはずっととられて、元の価格にはならないかもしれない・・・

もっと下がる前に、解約しちゃおう

ってことになったのでしょうね。

その気持ちはよくわかります・・・

私もリーマンショックの時には、生きた心地がしませんでしたから。

マイナス40万ははっきり覚えてますからね~。

でもその後、持ち続けていたら、現在はプラス250万になりましたが・・・

でもその話は、彼女にはしませんでした。

もうすべて売却してしまって、証券口座まで解約してしまったという潔さだった(口座が残っていると、お金が入っていなくても「取引残高報告書」等が届いてうっとうしいとのこと(;’∀’))ので、今更私が何かを言っても仕方ないと思いました。

彼女曰く、それでも2年くらいは、「まだこれから上がるかも」と思って、持っていたのだそうです。それでも上がらなかったそうな。

恐らく彼女も、「少しのお金でやってみたんだけど」と言っていたので、数万~数十万程度だったと思います。

それでも、1-2万、いや、数千円でも下がったら気分悪いですよね。

彼女はきっと、誰にも相談せずに、一人で始めて、一人で完結させてしまったのだと思います。

そして、もし少し増えたら、私にももしかしたら話してくれたかもしれません。が、話すほど増える間もなく、下がってしまったのでしょう。そして、すでに口座まで解約してしまったとのことだったので、正直、もったいないな~、と思いましたが、それが彼女の決めたことなので、私はそれ以上何も言いませんでした。

彼女のお財布ですからね。

私が下手に勧めて、「さらに下がったじゃないの!!」と言われても、責任はとれませんので・・・

でも、投資には絶対手を出さないだろうと思っていた人でしたが、興味はあったんだなあと思いました。

投資に入れるお金は、「なくなっても良い」と思えるくらいでないと、続かないのかもしれませんね。

なくなっていいはずがない、増やしたいから投資するのに、なくなってどうするんだ!」と言われそうですが・・・(;’∀’)

でも、10万円くらいだったら、ちょっと豪華な国内旅行に行ったと思ってみるのはどうでしょうか?(#^.^#)

私が投資を始めたのは40歳手前?くらいだったかと思いますが、

「10万くらいなら、なくなってもまた働けばいいや~」←深く考えない人

と思っていました。

バート代が月8万くらいありましたので、それは心の支えでした。

働けるというのは素晴らしいですね♪