個別株の難しさ

ここしばらく、投資関係のことを書いてなかったので、久しぶりに株について書いてみます。

少し前、レオパレスの建築基準法の規定を満たしていない施工不良物件が発覚した問題で、該当するマンションなどに住んでいる方が突然、引っ越しをしなくてはならない事態になり、その賠償やマンションの修理等で多額の損失が出ると報道されました。

もちろん、その報道以降、株価は急激に下がっています。

レオパレスと言えば、株をやったことのない方でも名前は聞いたことのある方が多いのではないでしようか。

その大手企業が、まさかこんなことで株価が暴落することになるなんて、誰が予想できたでしょうか。

昨年末から大きな話題となった日産等、大企業でもある日突然、思いもよらないことで株価が暴落することが、あるのですよね・・・素人にはもちろん、株に詳しい方でも、こんなことを予想するのは難しいことでしょう。

逆に、こんなことが事前に知りえたら、インサイダー取引になってしまいますね。

企業に関するニュースが株価に直結するということが、たくさんの銘柄を一度に買うことになる「投資信託」とは、大きく異なる点だと思います。

日本株を対象とする投資信託でしたら、ひとつ何かの銘柄が下がっても、他のたくさんの銘柄でカバーすることができますが、ある企業の個別銘柄を買っていたとしたら、例えば株価が半値になったら、もちろん評価額も半値になってしまいます。

同じ「日本株に投資」という場合でも、

・日本株に投資する投資信託を100万円分

・日本のひとつの企業の株を100万円分

買うのでは、意味が大きく異なります。

応援したい会社があって、「株価が半分になっても大丈夫、気にならない。もしくは、倒産してしまって株価がゼロになっても、文句は言わない」(←誰に??)と思える企業でなければ、買うのは控えなくてはいけないということですよね。

という私も、個別銘柄をいくつか保有していますが、投資金額の割合としては小さいです。

もともと、単位株の金額が大きなものは(今でも)怖くて買えないたちなので、だいたい50万円以下の株ばかりです。もちろん、ゼロになったら悲しいですが、それで人生が立ち行かなくなるというほどの金額ではないので、万一のことがあってもまあ、あきらめはつくと思います。

投資を始めたばかりの頃に万一、思い切って買ってみた株が暴落したら悲しくて、もう投資をやめようと思ってしまうかもしれません。

最初の頃は、個別銘柄よりも、投資信託などの方が、安心して買えるかもしれませんね。