60代以降の医療保険は必要?

夏から最近まで、ちょっとバタバタしていまして、書きたいことはいくつかあったのですが、なかなか書けませんでした。

気づけば、ドル円がさらっと150円に下落していました。

現在は149円台まで戻っているようですね。

10月に一度、急激に147円台まで円高になる場面があり、政府介入が推測されましたが、先日政府は「介入していない」と発表しました。

つまり市場の売買でそれだけ値が動いたということのようです。

私も、今度150円に下落したらまた為替介入して、130円台くらいまで戻るのかなと思っていたのですが、、、今のところそれはないですね。

もし日本政府がこのまま介入しないようでしたら、アメリカの金利は高止まりですし、日本は多少、金利上昇するのを容認する姿勢を出しているとはいえ、まだまだ日米で差がありますから、もうしばらくは円安なのでしょうかね・・・

我が家は米ドル保有率が高いので、円安になれば円換算での資産高は増えるはずなのですが、今は「米国債ETF」の含み損が多くて、円安でなんとか資産残高を保てている状況です^^;

これで130円台になったらかなり目減りしますね^^;

それでも最後に買った時期が、一番円安の時でも130円台後半だったので、130円台まで円高になっても、心理的には耐えられる程度かと推測しています。

それより米国債ETFの価格が買値に戻ってほしいですね~。

 

さて前置きが長くなりましたが、夫婦で加入している医療保険の保険料についての案内が届きましたので、今日は久しぶりに医療保険ついて書いてみたいと思います。つみたてNISAはすみません、次回で^^;

保険料半額のお知らせ

先日、主人にこんな通知が届きました。

我が家は夫婦でアフラックの「医療保険 EVER HALF(エバーハーフ)」というのに入っています。※現在は販売されていないようです。

これは、60歳になるまでは(要するに仕事が現役の時には)保険料がちょっと高いけど、60歳を過ぎたら保険料半額にしますよ、という保険です。

引退してから保険料を払うのは大変だろうから、半額になるのはありがたいよね、、と思って加入したのですが、

そもそも60代以降で医療保険は必要か?

という疑問が私の中にあるのも事実です。

若い頃にはまだ、60代になった時の自分たちの家計状況もわからないわけだから、保険料が安くなって保障が続くのは安心だよね、と思ってそれこそ「保険」のために加入していましたが、今はそこそこ、貯金も貯まりましたし、もし今後病気になっても、必ず国の医療保険には加入しているので、「高額療養費制度」があって、治療費としては何十万の支払いにはならないだろう、という認識もあります。

実際に、私はこれまでに2度入院、手術しているのですが、その時に保険金を頂けて本当にありがたかったのですが、会社のしっかりした健康保険のおかげで、窓口での負担は「一か月2万円まで」でした。

※現在は、病院にそのまま保険組合から支払いしてもらえる?ようですが、私の時には、一度窓口で支払ってからあとで返金されました。

※これは主人の会社の保険の独自の金額です(今は変更になっているかも?)。通常の国の健康保険ですと、恐らく月に9万円くらい負担となる方が大半なのではと思います。

私はたまたま、入院で月をまたいてしまったので2か月にカウントされてしまったのですが、それでも4万円。

病院の請求はもちろん、〇十万円とかでした・・・3割負担でも。

手術までしてますから当然なのですが。

入院中に渡された請求書を見て思わず、「あ、もういいので退院します・・・」と言ってしまいそうになりました^^;

それが数万円で済むってすごいですよね。ありがたすぎます。

保険料を払っていないなどの場合を除き、保険加入者が全員、こんなに少ない負担で高度な治療が受けられる国って、ほかではないようです。

私含め日本人は大半の方が、これは当たり前だと思っているので、普段ありがたみを感じることが少ないのですが、とてもとてもありがたい制度なんですよね。

それでも医療保険は必要か

こんなに素晴らしい制度があるのに、それでもさらに民間の医療保険加入は必要かと考えるのですが、これは本当に、人によりけりで、一概に答えが出せるものではないと思います。

高額療養費制度があっても、治療費はカバーされますが、入院中に必要なものだったり、主婦ならその間の家事や子供のお世話もできなくなりますし、自営業の方なら休業はそのまま収入減に繋がります。治療費以外の出費も案外かさむんですよね。

我が家の場合は、子供はすでに高校生くらいでしたし、食事が毎日、出来合いのお惣菜などになった以外は、それほど大変ではなかったのですが・・・

そこそこ蓄えもあるし、国の保険だけでも大丈夫と思われる方もいらっしゃるでしょう。

私も毎年毎年、夫婦二人分の保険料は結構な金額なので、やめようかなあ・・・と思う反面、自分自身はもう2回も保険金支払いを受けているし、高血圧体質なこともあったり、他にも病気が発覚したりで、どんどん体調は悪くなることはあっても完治することはないので、入っていた方が安心かなあ・・・と、もう何年も悩んでいます^^;

病気で亡くなる同年代の方もぽつぽつ出てくる世代です。

古い保険なので、どうせ続けるなら新しい保険に入りなおした方が良いというアドバイスもあるようですが、何しろ年齢が高いので、契約しなおすと保険料がめっちゃ高くなります^^;

今後入るなら保険料定額の〇〇共済とかですかね・・・

でも、これからの保険料を考えると、主人は月1500円くらいで今の保険を継続できることになるので、お安いんですよね。

でも共済は年末に割戻金がありますし、同じくらいの負担なのかな。少し調べてみたいと思います。

ちなみに娘たちには、〇〇共済を勧めて夫婦で加入しています。まだ保有資金が少ないですし、これから子育てやローンもありますので、共働き夫婦がどちらか病気で働けなくなったら金銭的に大変ですよね。

旦那さんの方は、自分で調べて、休業補償保険にも加入しているようです。

高齢者がお金を使わない理由

シニア世代が一番金融資産を保有していると言われていますが、シニア世代はそれをほとんど使わないので、経済が循環しないと言われることがあります。なので、できるのであれば早い段階で、若い世代(子供や孫など)に贈与するなりして使ってもらった方が良いと。

それまで何十年と働いてきて、貯金する時間もありましたし、退職金があったり、親からの相続があったりする世代ですから、シニアが一番お金を持っているのは当然です。

その反面、シニアが持っていないもの。

それは、健康な体と、残された時間です。

どんどんなくなっていくのですよね・・・

元気で働きたいと思うのであればそれは素晴らしいし、働けたら良いと思うのですが、悲しいことに全員が元気、というわけでもなくなってくるんですよね。

もう働いてお金を稼げなくなると、とたんに未来が不安になります。

我が家はまだもらっていませんが、年金では不十分と言われますしね。

そこそこ蓄えたつもりでも、毎月少しずつ赤字で貯蓄を取り崩していく生活になると、これがあと何十年続くのかと思うと不安なんですよね。

なので少々お金があっても「使えなく」なるんですよね。

自分がその立場になってみるとよくわかります。

そもそも、自分が亡くなるまでにいくらかかるのか、ピンピンコロリであればいいわけですが、全員がそうではないですし、認知症や介護が必要な体になり、10年くらい介護でお世話になってしまうことも、考えられなくないわけです。

その時に一番必要になってくるのがやはりお金ですよね。

子供たちに何かやってもらうにしても、金銭的負担をかけるわけにはいかないと考えるからこそ、「今あるお金だけは、使わないでとっておこう」と考えるのは、ごく自然だと思います。

時々、「シニアがお金を貯めこんで使わない。シニアなんてもうお金の使い道もないんだから、若い世代に回せばいい」などと批判的に言われているのを聞くとちょっと不愉快になる私です(笑)

寝たきりになる頃にはほぼ資産がない、では周りが困りますね。若い世代に最期に迷惑をかけないために、と思っています。

自分が亡くなる前に、どんな状態になっていくらかかるかまったくわからないからこそ、使えないのですね。

人生の最後に何百万、ひょっとして施設にお世話になることにでもなれば、1000万とかかるかもしれません・・・。

逆に、体が動かなくなって寝たきりになっても、国が国民全員、介護施設に入れて亡くなるまで面倒みます、という制度でもあれば、少しは老人もお金を使って楽しめると思うのですが・・・

まあそうなったら良いとは思うものの、急にはもちろん無理ですし、それよりは出生率を上げる方に資金を使った方が良いのではと思いますしね・・・年金制度だってどうなるかと言われている状況でそこまでを求めるのはなかなか大変でしょうから、せめて自分でできるところは自分で、と思いますよね。

お金は少しばかりあっても、心配は尽きないですね。皆さん同じだと思います。

たぶん医療保険は継続

医療保険の話からそれましたが、そんなこんなで、今後私も主人もどんな病気にかかるかわかりませんし、まあとりあえずせっかく保険料が半額になる

年になったのだし(私はまだ通常保険料)、もう少し続けようかな・・・と思っています。

半額といっても、あと20年も支払えば40万円近い支払いになります。

もし一回でも入院して手術することになれば、これに近い額は一回で受け取れるのではないかと思いますが、でも保険って、損得ではないんですよね。

保険を使わずに元気で生きられたら、それが一番。保険を使わなかったということは、ありがたいことなんですよね。

そして、自分ではしっかり備えて安心して過ごせた、ということ。

それが一番かなと思います。※重複する保険などは保険料の無駄かなあと思いますが・・・

資産がいくらくらいになれば、医療保険は不要だと思えるのでしょうかね~

ご自分は医療保険は入っていませんという方、いらっしゃいますか?

 

※保険の必要性は人それぞれですので、ご自分でご判断くださるようお願いします。