3年後の我が家

最近、やっと外出自粛要請が解けて、数か月ぶりに友人とランチする機会がありました。

まだまだ気を付けながらですが、やはり外の空気を吸ったり、気の合う友人と会って話をするのは気分が晴れますね。

先日、ご主人が昨年、定年退職して、現在は再雇用で働いている友人と久しぶりに話をしました。

その友人からは、退職金のことや、再雇用になってからの収入など、ある程度オブラートに包みながらも、リアルなことを教えてもらえます。

やはり、再雇用での収入は、

  • 退職前の1/3程度になる
  • 退職後1年は、退職前の収入から税金が計算されるため、手取りに対して1/3くらいの金額が税金で引かれてしまう
  • 企業年金だけ、すでに受け取っているが、月給だけでは足りずに、それを使ってしまっている

等々・・・(;’∀’)

友人曰く、

退職金には手をつけないで生活したいと思っていたけど、すでにどんどん減ってしまっているのが心配

だそうです。

一般的にサラリーマンの場合、いわゆる退職金と呼ばれるものには、

  • 退職一時金
  • 企業年金
  • 確定拠出年金

等があり、これらを合算します。友人の場合、退職一時金と確定拠出年金は、全額一時金として受け取っても税金がかからない金額だったため、一時金で受け取り、企業年金は年金形式にすれば、80歳まで受け取れるので、長生きすればお得ですと言われて、そちらにしたそうです。

彼女にしてみれば、その企業年金も、毎月、できれば貯蓄してとっておきたいと思っていたのでしょうが、毎月の収入の少なさに、ほぼ全額、生活費の補填に回ってしまっているとのこと。

そうすると、「退職金には手をつけずに」というところがすでに崩れていることになります。

でも、これも考え方次第で、退職金に手をつけないように生活しようとすると、本当に月収内で生活するか、それができないのであれば、それまでのどこかの貯金を崩すことになるので、どこからお金を出しても同じですよね。

もらった退職金と、それまでの貯蓄をできるだけ崩さず、月収内で生活したかったのだと思いますが、

それはほぼ無理

ということがわかりました。

彼女によると、段階的に、引かれる税金の額も調整されてくるそうですが、まともに昨年の年収で税金が引かれた当初は、

手取りが10万しかない

ということもあったそうです。お給料から支払っている保険なども多少あるそうですが。

10万で、大人3人で光熱費払って食事して、というのはかなりきついのではないでしょうか。

というか、

3年後には我が家もこうなる

というのがリアルに感じられて、帰宅してから、2年前に会社で行われた「ライフプランセミナー」の、主人の退職金や年金見込み額を改めて確認してしまいました(;’∀’)

再雇用後の1年間は、税金の支払いや生活費の補填含め、とりあえず100万くらいは補填用の金額を用意しておく必要があるようです。そのために企業年金を使ってしまうのも致し方ないですね。結局、どこからか出すのですから。

退職後も、再雇用で働いて、できるだけそれまでの貯蓄を取り崩さないようにと思うのですが、もう、60歳で一度定年した時点で、そこからは

それまでの貯えを使う時期

に入るのだと理解する必要があると思いました。

もちろん、できるだけ節約して、月収内で生活できれば一番良いんですけどね。

定年後も、収入が一応あるので、できたらその中からさらに貯蓄したいと思う人も多いと思うんですが(←私)、赤字にならないようにするだけで精一杯かも、と実感しました。

手取り10万円台ですと、65歳から受け取れる年金の金額以下ですから・・・。

ですがここに、少し株などから配当金が入ると助かりますよね。

次回は、その計画について書いてみたいと思います。