今朝、新聞の見出しが目に止まりました。
人生が100年も続く時代になった今、年金だけでは生活資金が足りなくなると、「金融庁」が警鐘を鳴らしたということです。
これまで、年金は老後の生活資金として不足するとずっと言われてきましたが、政府が「認めた」??ってことになるのでしょうか。
もっとも、マネー雑誌やインターネットのFP相談等では、たいていは「老後資金は年金の他に2,000万~3,000万程度は必要です」と言われてきました。
それが、多すぎるとか少ないとか、それに対しても賛否あるとは思いますが、それ、政府が言っちゃった?ってところが、注目されているのでしょうね。
サラリーマンにとって、2,000万は大金です。退職金を全部残してやっと、くらいの金額です。いや、退職金が2,000万円もないよ、って人もいらっしゃると思います。退職金もずっと減ってきてますから。
若い人もびっくりするかもしれませんが、定年間際で初めてこんな金額を聞いた、と言う方はもっとびっくりではないでしょうか。
今になってそんなこと言われても・・・って思う方も多いのではと思います。
マネー雑誌なんて、株に興味ある人くらいしか読まないのではないでしょうか。
この金融庁の試算では、夫婦2人での平均年金収入が月約21万円で、平均の生活費に5万円不足するので、5万円を貯蓄から取り崩し続けるとすると、
20年生きるなら約1,300万
30年生きる(95歳まで)なら約2,000万が必要
ってことのようです。
実際には、生活費が足りなければ節約もするでしょうし、旅行などを控えて質素に暮らせばいいんじゃないかな?と思ったり。でも、病気になったり、人生予定外のことはつきものですので、何か大きなお金が必要になる場面が来ないとは限りませんし、ひょっとして100歳まで生きるかも?しれませんしね。
でも、こんなに金利低いんですから・・・
年に100万貯蓄して20年かかりますから。定期預金とかだと。単純計算して、65歳定年だとしても、45歳から毎年100万円貯蓄を、ずっと20年続けなくてはいけません。
なので、「若いうちから資産運用してね」って結論のようです。
もう若くない人もたくさんいるんですけどね・・・
長生きの心配をする国って、先進国の中で他にあるのでしょうか?
安心して誰もが長生きを喜べる日が来ると良いと思います。
こんな記事が出てくるようだと、今後ますます、年金の受給額を減らしますとか、受給開始年齢を(さらに)引き上げますとか、言われるような気がします。というか、確実にそうなりますよね・・・段階的にですけど。
私には「まだ減らすからね~、覚悟しといてよ~」、って声にも聞こえるのですが(;’∀’)
私は「もうすぐ老後、老後」と言って記事を書いていますが、私が80歳になるのは、まだ30年近くもあとです。その時、経済的に困窮してないことを願うばかりです。
どれだけ備えれば安心なのか、本当にわかりません。