互助会の扱いと葬儀費用

互助会に入っている方いらっしゃるでしょうか?

会社の互助会ではなくて、冠婚葬祭の方です。

昔は一時期流行っていた?と思うのですが、最近はどうなんでしょうね。

私は、特に興味はなかったのですが、主人の親戚関係で、冠婚葬祭業に勤務していた方がいらして、「ぜひ加入してほしい」というので、加入したという経緯があります。16年前のことです。

私の母も入っていたし、万一の時にはすぐに対応してくれるし、掛け金が無駄になることはないから、と自分でも思い、加入したんですよね。

それから掛け金を払い続けて、2口、満期になっています。といっても月1,000円×2で、10年で満期なので、合計24万円です。今は消費税が入るので、満期金は13万ちょっとらしいです。

冠婚葬祭なので、結婚式や葬儀、他にも成人式の着物をレンタルできたりなど、まあ使いみちはいろいろあるのですが。

これまでのところ、まだ一度も使ってないです。

普段、互助会の会員であることも普段すっかり忘れてて、そこに「24万円、お金がある」ことを忘れてしまいそうな私^^;

実は娘の成人式の時に、一度、振袖を借りようかと思って、予約だけしたことがあったのですが、結局別のお店で振袖を購入することになり(娘が気に入ったため)、利用せずに終わってしまいました。

その娘もすでに30歳手前。

これまで一度も利用することがなく、まあ、今後使うとしたらやっぱり誰かの葬儀か・・・^^;

でも、よくよく考えてみたら、今のところ一番使う可能性が高いのは私たちの親ですが、今って、コロナ関係で大きな葬儀はあまりやらないようですし、親の年齢を考えても(80代後半)、もう呼ぶ人も少なくて、家族葬になると思うんですよね~。

父は兄弟は多かったのですが、半分くらい亡くなってしまい、まだ生きている方ももう高齢で(父は下から2番目で、兄弟はほとんど父より年上)、電車を5-6時間も乗り継いでの移動は無理なので、お互いに何かあっても「もう葬儀には出れんで」という話になっています。

葬儀の参列者を考えてみた

今回改めて、父に万一のことがあった場合、「誰を葬儀に呼ぶか」ということを考えてみたら、なんと「姉家族3名、私家族6名(娘婿含む)、合計9名」だけかも・・・?と^^; もし数年後で、娘たちに子どもが生まれていたとしても1-2名増えるくらい。あ、甥っ子が結婚していたらまた増えるかもですが、さらに1-2名程度。

そうすると、ほんとに小さな式場を借りればできそうなんですよね。最近はこじんまりした会場がたくさんありますし。

家族葬の費用

互助会のことを調べ始めてから、「家族葬」って最近よく言うけど、いくらくらいかかるの?と思ったので、調べてみました。

といっても、ネットでちらっと検索しただけなので、一概には言えないと思いますが、まあ参考程度に。

家族葬なら安いのかなと一般的には思うと思いますが(私も思ってました)、でも通常のいわゆる「なんとか会館」みたいなところを利用する場合は、思ったほど安くはなかったです。

テレビ CMでよく見かける、「安いのかな?」とこれまで思っていた葬儀場でも、なかなかなお値段でした。

一番安いくらいのプランで、通常価格150万くらいのが、会員価格で80万~くらいとか。

決して「安い」とは言えない価格ですが(;^_^A

まあまあお安いなと思ったのが、ある葬儀社のプラン

  1. お通夜、告別式なし、お別れのみで火葬 約16万(←火葬なしというプランもありましたが、どちらにしても火葬代は別に必要なので火葬ありで)
  2. お通夜なしの一日葬 約30万円
  3. お通夜、告別式など通常の式を4-5名の家族のみで 約40万円

こうやってみると、最低限必要な火葬のみで20万弱~小さな家族葬で40万くらいかかる、という感じでしょうか。

ひょっとして火葬も、個人で手配する方法もあるかもしれませんが、ここでは省きます。いかに安くするか、という内容ではないので^^;

葬儀って、人ひとりの最後をお送りするものなので、まあこれくらいはかかるのかなと思います。

それでも昔に比べるとずいぶん、お手頃な選択肢が増えたんだなと思います。良いことですね。

昔の葬儀は200万~

私が実際に葬儀を経験したのは、私の母の葬儀ですが、もう15年くらい前なので、コロナは関係なく、母はまだ70歳前だったので、ご近所の方や、趣味の教室の方なども参列してくださいました。

私たちもそれこそ何もわからず、母が互助会に加入していたので、そこに電話して、本当にすべてやってもらいました。さすが葬儀のプロらしく、納得いく葬儀をしてもらえて、良かったと思っています。

助かりましたが、200万近かったか、超えるくらいの費用でしたね。互助会に入っていたので、安くできると思っていたんですけど^^;(←これについては後述) でもたぶんこれでも、会員価格だったのだと思います。

お香典があったのでだいぶ助かりましたが・・・そこは結婚式と一緒かな。

私が、自分が亡くなった時のために終身生命保険に入ったのは、この母の件があったからです。よく、CMで「お葬式代くらいは~」って言ってますが、ほんとにあの気分になりましたね。

互助会の満期金の使い方

ここで、「互助会の満期金」の使い方なのですが。

普通、お金を積み立てていると、何かのサービスに使えると言われたら、「合計金額からこの満期金の金額が引いてもらえる」と思いますよね。

でも私の加入している互助会は、そうではありませんでした。他の互助会はわからないですけど。

今の時代、インターネットで、「見積もり」が見られるんですね。

これとこれとこれくらいの内容で、「〇〇万円」と。昔は、「このプランだといくら、こちらだといくら」という感じで、細かいことはわからなかった感がありましたが、今ではドンブリ勘定では利用者も納得しませんよね。

その一番少人数でお安いプランの「一般価格」、「互助会の会員価格」だと「〇〇万円です」という表示がありました。

一応、かなりお得な金額になっていました。が、そこから「満期金」をさらに引いてもらえるの??と思いますよね。

HPでは、「満期金の取り扱いについてはお問合せ下さい」と書かれていて、「満期金の額をここからさらに引きます」とは書かれていなかったので、電話してみました。

聞いてみたところによると、

その「互助会会員価格」というのは、「互助会」に入会していて、1口の満期金がある方の支払い金額そこからさらに満期金の金額を割り引くというものではありません、とのこと。

つまり、「満期金」があります、という前提での金額が「互助会会員価格」だそうです。

私は2口満期金があるので、そういう場合はどうなるかと聞いたら、「2口目の金額は、「互助会会員価格」から差し引かせて頂きます」とのこと。

なので、結論としては、

互助会に加入して1口の積立満期金がある方は、「互助会会員価格」で葬儀ができます。つまり、

1口満期金 + 互助会会員価格

での葬儀、ということになります。一度「互助会会員価格」で葬儀をすると、そこで満期金を1口、使ってしまうということですね。

まあ、互助会会員価格で葬儀できる権利を満期金で買うようなものみたいです。

で、2口以上持っている人は、やっとそこから引いてもらえると。

ネットで、「満期金を葬儀価格から引いてもらえるわけではない」という書き込みを見たことがあったのですが、こういうことか~と納得。

でも、確かに、通常の葬儀費用って簡単に100万~超えるので、それに対する「会員価格」というのは、確かにお安いです。今回の試算では、半額くらい、割引してくれてる感じでした。

私がHPで見積もりしてみたところ、我が家の「葬儀に参列してもらうだろう人数」で、一番少人数のプランを選んで見積もりしてみたら、会員価格で30万円弱という結果に。

もしそこから、1口分の満期金を引いてもらえるなら、かなりお手頃、という印象でした。

そうすると、そこそこお手頃価格で、もともとちゃんとした葬儀社なので、葬儀に間違いはないだろうし、きちんとしたお別れができそうなので、利用しても良いかなと思い、もうしばらく会員権を持っておいてもいいかなという気持ちになっています。

互助会を解約する場合

もし「解約」するとしたらどうなるのか、ということもいろいろ調べてみたのですが、一般的に、「互助会」を解約・退会する場合、満期金(積立金)からなんと「20%」手数料を引かれて返金されることが多いそうです。※すべての互助会かどうかはわかりません。どうせならついでに聞けばよかったですね(;^_^A

20%の解約手数料って、かなりですよね・・・( ;∀;)

もし24万から20%引かれたら、19万2千円しか戻ってこないってことですね。

いろいろ調べたら、やはり「解約手数料が高い」という意見は多かったのですが、最初からそういう規約なのだから仕方ない、という結論のようでした。

知り合いの方は、ご主人のお父様が一時、危ないかも、という時に、慌てて葬儀社2-3社を回って説明を聞いてきた、と言っていました。いざという時を迎える前に、余裕があるときに調べておくのが本当はいいのでしょうが、なかなかできないですよね・・・

あまり高価なお式は必要ないかと思う反面、葬儀ってやはり、その人との最後のお別れですから、「安ければいい」とも思わないですよね。

せめて小ぎれいな会場で、孫くらいまでは集まってもらって、最低限の儀式はやってあげて送ってあげたいと思います。

そう考えると、今入っている互助会は、冠婚葬祭に関してはプロのはずなので、きちんとした葬儀をやってくれるだろうという安心感はあります。

私の母が亡くなった後、しばらく法事に来て下さったお坊さんが、

「立派なお葬式でなくても、仏壇もなくてもいいんです、ちょっとテーブルに敷物しいてお位牌を乗せて、好きだったものをお供えして、そこで手を合わせる。そこに故人を弔う気持ちがあれば、それで十分なんですよ」

とおっしゃっていました。

本来、きっとそういうものなんですよね。

いざという時、金額ではなくて、そういう気持ちさえ持っていれば、心を込めて送ってあげることができるのかなと思いました。
(長々と費用のこと書いてきてなんですが・・・^^;)