86歳キャッシュレス決済デビュー

実家の86歳の父がこのたび、生まれて初めて「キャッシュレス決済」デビューしました(#^.^#)

父は自分のクレジットカードも持ったことがなく、これまでの人生ずっと「いつもニコニコ現金払い」でした。

それがどうしてデビューすることにしたかというと、まあ簡単に言えば「マイナポイント」狙いです^^;
政府の思惑にまんまと・・・いやいや、キャッシュレスは便利ですしね(笑)

最近ではテレビでも「〇〇ペイ、ポイント還元中!!」などと毎日のようにCMで流れていますが、父は「ワシは一個も使えん。一回も得したことがない」と、少々不満そうでした。

父は一応年金収入があるので、イ〇ンなどのショッピングモール系のクレジットカードなら作れると思うのですが、父にはクレジットカードの管理は無理だろうと、私と姉はこれまで一切、すすめませんでした。

ですが、ここへきて姉が、自分自身も「合計20,000円相当分のマイナポイント」に目がくらみ(姉自身もクレジット払いも滅多にしない人で、オサイフケータイなども使いません)、この際だからと、父と二人でデビューすることに。

私はもともと、まだそれほど使い道のないマイナンバーカードを夫婦で取得しているくらいで、もっとIT化が進めばいいと思っている方なので、姉の提案に二つ返事でOKしました。←手続きは全部私がやるのは目に見えていましたが^^;

マイナポイント申請手続き開始

マイナポイントを20,000円相当分ゲットするには、まあまあ面倒な(?)手続きをしなくてはいけません。

※マイナポイント申請についてはマイナポイント公式サイトなど詳しく説明されているサイトがたくさんありますので、そちらをご参照下さい。

  1. マイナンバーカードを新規取得してキャッシュレス決済に申し込んでマイナポイントと紐づけし、2万円分のチャージか支払いに利用する。=5,000P
  2. マイナンバーカードの健康保険証としての利用申し込みをする=7,500P
  3. マイナンバーカードに公金受け取り用の預貯金口座を登録すること=7,500P

とにかく「マイナンバーカード」を取得しないことには始まりません。

父のマイナンバーカード申請

手続きを始めたのはこの春くらいでした。

父宛に届いたマイナンバーカード申請案内には、「QRコード」から申請ができるという用紙が入っており、もちろん父には無理なので、私がQRコードを読み取って手続き。

マイナンバーカード用の写真も、少しきちんとした服に着替えて上着を着せて(別に上着はいらないのですが、ずっとカードに残るので(笑))、玄関の白い壁の前で私が撮影したものを送りましたが、それで OKでした。

スマホからその日のうちに申請完了し、1か月後くらいに「マイナンバーカードができたので取りに来てください」という案内が届きました。

マイナンバーカードの引き取りには、姉と一緒に行ってもらい、父も無事にマイナンバーカードホルダーに°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

キャッシュレス決済を紐づけ

マイナンバーカードを取得したら、次はキャッシュレス決済と紐づけ。

一番悩んだのが、父にはどのキャッシュレス決済が使いやすいのかということ。

一番の選択条件は「クレジットカードがないため(作るつもりもない)、現金でチャージできる」ということでした。

私はメジャーな「楽天Edy」などと紐づけた方が、スーパーでもコンビニでも旅先でも使えるから便利かと思ったのですが、姉のツルの一言で「近所のバ〇ー」の「Lu Vit(ルビット)カード」という、プリベイトカードに^^;

そこでよく買い物するし、自分(姉)もそこで作るからと。

それだとバ〇ーでしか使えないじゃん、、と私は思ったのですが(あとで調べたら、「JCB PREMO」の加盟店で使えるそうです)、ここで私と姉が不毛な言い争いをしても仕方ないので、じゃあそれで、ということに。

「Lu Vitカード」でキャッシュレス決済デビュー

姉と一緒にバ〇ーに出掛け、二人でカードを作ってきたそうです。といってもクレジットカードではなくプリペイドなので、名前と住所を記入してカードをもらうだけだったそうです。その場で3,000円チャージして、少し食料品を買って支払いもしてみた、とのこと。

86歳の父、無事にキャッシュレス決済デビューしました!(#^^#)

父が、「カードにお金をチャージして、支払いに使う」ということができるかどうかちょっと不安だったのですが、そこはちゃんと理解できたようでした。まだ頭はしっかりしてるか・・・と安心^^;

カードを作っただけではダメで、チャージするか支払いに利用するかまでしないと、マイナポイントは受け取れまん。

これが「お店の端末でチャージ」とかだと難しいかもですが、レジで店員さんにお金を渡せばチャージして支払いまでやってもらえるので、そこは良かったようです。

マイナポイント申請

ここまでやってから、やっと「マイナポイントの申請」に。

キャッシュレス決済まで紐づけしておいて、あとからチャージでも大丈夫です。

  1. マイナポイント相当金額を入金してもらうキャッシュレス決済に紐づけ手続きする
  2. マイナンバーカードを保険証として使う登録をする
  3. 父が年金を受け取っている銀行口座を「公金受け取り用の預貯金口座」として登録

上記3つを済ませ、1週間くらいですべてのマイナポイントが入金されているのが確認できました♪

ルビットカードもアプリがあり、ダウンロードして手持ちのルビットカード番号を登録しておくと、カードでのチャージや支払い履歴一覧をスマホから確認することができます。そこでしっかり、20,000円分入金されているのを確認しました。

というか、↑カードをWebで登録しておかないと、キャッシュレス決済としてマイナポイントに紐づけができませんでした。私はそれを知らずに、先にマイナポイントに紐づけしようとして何度もエラーになりました(;^_^A

父に、カードでの支払いの感想を聞いてみると、「(チャージしてあると)お金をレジで出さんでいいから便利だな」とのことでした。

便利に使えて、さらに父の言っていた「ポイント」も少しですがたまりますので、今まで「何の得にもならん」と言っていた不満も多少は解消されるのではないでしょうか。

マイナンバーカードについてはいろいろ賛否あるのは知っていますが、これから世の中がペーパーレス、キャッシュレスに向かっていくのは変わらないでしょうし、そうしていかなくては世界から取り残されていくでしょう(もうかなり遅れをとっている感がありますが・・・)。

マイナンバーカードは個人情報が、とか、資産額がバレる、とか(?)不安はあるかもしれませんが、起こるかわからない不安を恐れて、今までより何倍も便利になる方法を受け入れないのはもったいないと私は思っています。それにもちろん、IT化には万全のセキュリティ対策をするというのは前提で、です。

コロナ禍でそれは十分、痛感しました。なかなか給付金が受け取れない、コロナワクチンの予約にも電話が殺到して予約が取れない、等、手動での手続きの不便さを感じた人は多かったずです。それに何より、それを受け入れる側(行政)も、あまりに作業が煩雑すぎて、人手が足りませんでしたね・・・

マイナンバーカードはそういった不便の一部を解消してくれるものだと私は期待しています。今はまだ、整備の途中といった感じですけどね。

なんでもかんでも「〇〇レス」にすると、年配者が使えないという意見が出てきますが、「年配者が使うのは無理」と決めつけずに、まだお元気で興味のある方には周囲がお手伝いしてあげて、使えるようにしてあげると良いのではないでしょうか。