私は、「投資」や「預金」という、「今あるお金を使わずにとっておく」ということは、
人生の「調子の良い時にしかできない」
と思うのです。
調子が良い、というのは、例えば、
- 毎月、決まった仕事があり、一定のお給料が頂けること。
- 家族が元気で、学校へ行ったり会社へ行ったり、それぞれの社会生活ができており、大きな悩みがないこと。
-
自然災害が起きていないこと
- 来月もお給料入るし、今月はこれ買っちゃおう
- あと少しでボーナス入るし、旅行行っちゃおう
- これからもずっと今の生活が続くと思うから、少しくらい贅沢しても大丈夫
- 貯金した方がいいとは思うけど、毎月ギリギリだし、まだあと何十年も働けるし、無理しなくてもいいか
等々、考えがちですよね。
私も若い頃はそうでした。
まだ若くて働いた年数が短いとか、毎月節約して頑張ってるけど無理、とかいろいろできない理由はあるかと思うのですが、それでも、
何か起こってしまった時には投資どころか預金もできない
のです。
さらにいうなら、まとまった額の預金をするためには、短期間ではできないのです。
今回のコロナショックは世界的な大きな問題ですが、もしコロナでなくても、もしかしたら、
「勤めている会社が倒産するかも」
「家族の誰かが病気になるかも」
「大黒柱のお父さんが働けなくなったら」
など、普通に生活をしていても、何か起こる可能性はいくらでもあります。
ですが、仕事が順調で、バリバリ稼いでいる人でも、稼いだ分を全部使ってしまって、あまり預金がない人もいると聞きます。
「いろいろ順調で、バリバリ稼いでいる時」にしか、預金とか投資はできません。
と言うより、その時が絶好のチャンスです。
仕事がなくなったり、病気になったりして働けなくなってから
「お金がない」「住むところがない」
と言っても、それは遅いのです。厳しいようですが、なかなか他人は助けてくれません。
働けなくなったら「収入補償保険」とかあったりしますね。お金のないうちは、そういったものでカバーしたりできますが、それも入っていないこともありますね。
まだ若くて、勤続年数が少ない場合は仕方ないですが、私たちくらいの年になってからハタとそれに気づく人も時々いるようです。
そうなっては遅いので・・・
調子が良い時こそ、たくさん貯められる・投資できる時だと思います。
娘たちにも、今はまだ自分で働いて稼げている時なので、そこそこ楽しんでも良いけど、毎月の積み立てはしっかり続けるように伝えてあります。