投資できるのは

私は、「投資」や「預金」という、「今あるお金を使わずにとっておく」ということは、

人生の「調子の良い時にしかできない

と思うのです。

調子が良い、というのは、例えば、

  1. 毎月、決まった仕事があり、一定のお給料が頂けること。
  2. 家族が元気で、学校へ行ったり会社へ行ったり、それぞれの社会生活ができており、大きな悩みがないこと。
  3. 自然災害が起きていないこと
1.は特に大切で、仕事の内容は何でも良いのですが、とにかく毎月のお給料(年俸でも良いですが)がきちんと頂けて、翌月もおそらくいただけるという状態。
2.は、家族間で悩み事があると、そちらに大金が必要だったり、お金のことに気が回りにくくなるためです。
3.は当然ですね。自然災害が起きればお金のことどころではありませんし、一旦起きてしまったら、生活を立て直すのに大きなお金が必要となることがあります。
これらは、普段は当たり前すぎて気づきにくいのですが、預金とか投資とかは、「生活に何も問題が起こっていない時」でないとなかなかできないものだと思います。
ですが、何も起こっていない時って、ついつい
  • 来月もお給料入るし、今月はこれ買っちゃおう
  • あと少しでボーナス入るし、旅行行っちゃおう
  • これからもずっと今の生活が続くと思うから、少しくらい贅沢しても大丈夫
  • 貯金した方がいいとは思うけど、毎月ギリギリだし、まだあと何十年も働けるし、無理しなくてもいいか

等々、考えがちですよね。

私も若い頃はそうでした。

まだ若くて働いた年数が短いとか、毎月節約して頑張ってるけど無理、とかいろいろできない理由はあるかと思うのですが、それでも、

何か起こってしまった時には投資どころか預金もできない

のです。

さらにいうなら、まとまった額の預金をするためには、短期間ではできないのです。

今回のコロナショックは世界的な大きな問題ですが、もしコロナでなくても、もしかしたら、

「勤めている会社が倒産するかも」

「家族の誰かが病気になるかも」

「大黒柱のお父さんが働けなくなったら」

など、普通に生活をしていても、何か起こる可能性はいくらでもあります。

ですが、仕事が順調で、バリバリ稼いでいる人でも、稼いだ分を全部使ってしまって、あまり預金がない人もいると聞きます。

「いろいろ順調で、バリバリ稼いでいる時」にしか、預金とか投資はできません。

と言うより、その時が絶好のチャンスです。

仕事がなくなったり、病気になったりして働けなくなってから

「お金がない」「住むところがない」

と言っても、それは遅いのです。厳しいようですが、なかなか他人は助けてくれません。

働けなくなったら「収入補償保険」とかあったりしますね。お金のないうちは、そういったものでカバーしたりできますが、それも入っていないこともありますね。

まだ若くて、勤続年数が少ない場合は仕方ないですが、私たちくらいの年になってからハタとそれに気づく人も時々いるようです。

そうなっては遅いので・・・

調子が良い時こそ、たくさん貯められる・投資できる時だと思います。

娘たちにも、今はまだ自分で働いて稼げている時なので、そこそこ楽しんでも良いけど、毎月の積み立てはしっかり続けるように伝えてあります。