私はいろいろと投資関係の本や雑誌を読むのも好きで、時々目についたものを図書館で借りたり、ネットで買ったりして読んでいます。
最近、買って読んだのがこれです。
普段あまり本を読まない方にはちょっと堅苦しく感じるかもしれませんが、内容は投資に関する一般的なことで、初心者の方でも十分理解できる内容です。資産運用のプロの投資に対する考え方を知ることができるのは面白いです。図書館で借りられるようでしたら、気になる部分だけ読んでみるのも面白いかも。
この本の中で気になったのが、
『積み立て投資は始めるのは簡単だが、「続けること」と「終わり方」が難しい』
と書かれていたことです。
そして、積み立てをする投資家の解約までの平均期間は「約2年」なのだそうです。
2年か~~・・・
投資信託などに投資して資金を増やしたいと思ったら、「長期」が前提ですね。
著者によると、積み立てをやめてしまう理由としては、
- 相場が下がって評価損が増えると怖くなって売る
- 相場が上がって含み益が出ると、一度売ってまた買えば良いと思う
- 保有ファンドより別のパフォーマンスの良いファンドを見つけると乗り換える
などらしいです。
一括であっても積み立てであっても、投資して半年くらいですぐに株価が上がるものではないですよね。運よく上がる場合もありますけど。
でも、これ、私も、つい解約してしまうことも、とてもよくわかるんですよね~。
私も、あれこれ試してみましたが、長く続いている積み立ては少ししかありません。
私の場合、積み立て頑張ろう!と思って、始めてみるのですが、住宅ローンはもちろん、子供の学費やおけいこ、塾代、部活費用など支払うところはいっぱいあり、毎月1万円の積み立てがきつく、10万円ほど貯まったところで、何かの資金が必要になって解約してしまう。
こんなことの繰り返しでした。
当時は使い道の決まっていない積み立てだったので、一番解約しやすかったというか。今なら「老後資金」とはっきり目標が言えますけど(;^ω^)
一時期、「商品(原油や金、小麦など)」に投資するコモディティファンドが良いと雑誌などで書かれているのを見て、積立を開始したことがあります。でも、本当に1年もたたずに、何かの支払いのために解約して使ってしまいました。
その後、数年後にそのファンドが値上がりしているのを見て、とてもショックを受けた記憶があります。
積み立ては無理のない金額で
だから、まずは無理のない金額で続けることが一番大切ですね。最初は、3,000円とかでも良いと思います。少し残高が増えて、株価が上向きになって含み益が出ると、嬉しくなって、5,000円にしてみようかな?と思えるようになったら、積み増ししていけば良いですね。
金融市場のサイクルは10年くらいで一回りすると言われています。10年くらい積立を続けていると、価格が上がる時も下がる時も買い続けることになり、少し株価が上向きになった時に大きく資産が増えるのだそうです。
私もこんなことが理解できるようになったのは、10年以上続けている積立投資がいくつかあるからです。
- 米ドル建てファンド積立
- 確定拠出年金
- 主人の会社の持ち株会(これは10年未満)
ここ数日の株価値下がりで評価額はどれも少し下がり気味ですが、まだすべて含み益があります。どれも、リーマンショックの大暴落の時にも買い続けてきました。
あと、投資とは関係ないですが、学資保険も2人分、18年間続けて、2人分学費を払って終了しました。
普段は引き落としなので買っていることすら忘れていますが、積立は忘れているくらいでちょうど良いと言いますね。
いろいろ手を出してみるにせよ、1-2本、ずっと続ける積立があると、気づいてみたら「あらっ、こんなにたまってる♪」という日が来ると思います。
少しの金額で良いので、まずは続けて、少し余裕があるなと思ったら積み増ししていくのが良いと思います。無理して続かず、解約してしまうのが、一番もったいない気がします。