我が家は幸い、住宅ローンは終了しているのですが、知り合いの中にはまだ支払い中の人も結構います。
住宅ローンが終わっているというとかなり羨ましがられるのですが、まだ支払っている(私の知り合いなので皆さん50歳~60歳前後くらい)人の話を聞くと、
べつに早く返そうと思っていない
様子がうかがえます。もう60歳近くなると、早く返すというよりも
「なんとか最後までちゃんと払いきらないと・・・」
という感じになってきます。
もちろんローンを滞納しているわけではなく、きちんと毎月の支払はしているのですが、ローンを組んだ当初から「支払いは70歳まで」とか「65歳まで」とか、もともと定年後まで支払う予定で組んでおり、それを何も変更していないため、まだまだ支払いが続くことになるようです。
我が家も、25年ローンだったので、当初の予定のまま支払いをしていれば、ちょうど今年くらいまでローンが続いていて、終わるくらいのはずでした。
ですが、生活費を切り詰めるなどして必死で繰り上げ返済したため、
予定より10年早く完済
することができました。
住宅ローン支払いは大変だった
私は、主人が30歳の頃に家を買い、まだお給料も高くなく、支払いが大変だったため、パートにも出ましたし、少し貯金ができればすぐに繰り上げ返済に回し、また「借り換え」で金利支払いが減らせるとわかれば、借り換えもしました。
この支払いがなければ楽になると思い、必死になって、後になれば楽になるから、早く返そう!と思ってやってきました。
でも、まだローンを払っている人の話を聞くと、
- ローンがあと何年残っているか、いくらあるか知らない
- 借り換えって聞いたことあるけど、一回もやったことがない。よくわからないし・・・
と言う人もいます。
定年後もまだローンが続くって大変じゃないかな??と思うのですが・・・
ある人の話では、ご主人が最近定年されて、再雇用で働いていらっしゃるようなのですが、やはり現役時代よりもお給料がかなり減ってしまい、それでも
現役の時と同じ金額の住宅ローンを払い続ける
のが、とても大変だと言っていました。
退職金で払わないの?と聞くと、
退職金が3分の1くらいに減ってしまう
ので、怖くてできないとのことでした。退職金の額とローンの額がわかりませんが、せっかくもらった退職金の半分以上の住宅ローンが残っているということですよね。
貯蓄があっても、それ以上に「負債(住宅ローンなど)」があると、純資産額はマイナスになってしまいます。
それでも、まだ退職金額の方が負債を上回っているなら、いざという時には全額返済できますから、まだ良いですが・・・
現役の時でもローン支払いは大変ですから(住宅でなくても何でも)、定年後に残さずにすむように、少しでも返せるものは早く返した方が、定年後が安心じゃないかなと思います。