私は趣味のお稽古で、自分より少し年が上の方たちとお付き合いがあります。自分は50代前半ですが、60~70代の方のお知り合いは多いです。
人生の先輩たちの話を聞いていると、少し先の自分の未来を見ているようで、とても参考になります。
・子供たちは全員結婚・独立。お孫さんもすでに中・高生くらい。悠々自適ライフ。
・お子さんがまだ新婚、お孫さんはまだ小さい。時々、お孫さんのお世話に駆り出される。
・お子さんが結婚の予定あり。お相手との顔合わせ、結婚式準備等で忙しい。
・40歳近いお子さんがまだ結婚しておらず、心配・・・
等々。我が家は20代で未婚の娘が2人いますので、どの方のお話も興味のあることばかり(笑)
自分の子育てを終えられて、悠々自適、またはそれに近い方が多く、「私もあんな老後を送りたいなあ~」と思う方がたくさんいらっしゃいます。
中には、ご主人に先立たれて、お子さんたちも独立し、一人住まいという方もみえます。
私は、これまで一人暮らしをしたことがないのですが、年をとってからもし、主人に先立たれたら、その年になって一人になるかもしれないんだな・・・と考えてしまいます。
子供は、出ていくもの
我が家は娘しかいないので、日本の今の家制度(?)に従えば、娘は「お嫁に行く」ことになるのでしょうし、我が家の姓を継ぐことはないだろうと思います。
名家というわけでももちろんないし、もともと私の旧姓も違うし(笑)、名前を継いでもらわなくても全然かまいませんが。
女の子は、結婚相手次第で住むところが変わるのは、仕方がないことなので、もうどこへ行っても良いと、今から思うようにしています。
今はたまたま、2人とも近くに就職し、長女は同居で次女は電車で30分くらいのところに住んでいるので、いつでも会えますが、結婚して自分たちの家を買ったり、ご主人の転勤があったりすれば、どこへ行くかは本当にわからないですよね。
最近、お子さんが転職して、東京に行くことになったというお母さんが、ショックを受けたと話していました。
とりあえず近くに就職していたので、何も考えていなかったのに、急に東京で仕事をすることにしたと報告されたそうです。
それは、お子さんが前からやりたかったことなのだそうです。親としてそれは応援してあげたいですよね。
でも母の気持ちとしては、「もうここへは帰ってこないかもしれない」と思い、とても悲しいと言っていました。大切に育てたお子さんが遠くへ行くということは、ショックは大きいと思います。
でも、親としては、いつ子供が遠くへ行っても良いように、心の準備をしないといけないな~と、お話を聞いて思いました。
自分のことは自分で
子供の未来の負担にならないように。
「子供はどこへ行っても仕方ないよね。元気で暮らしてくれればそれでいい。そして、自分のことは、自分でなんとかしないとね。」
これが、皆さんの結論でした。
そしてそのためには、ある程度の蓄えは、やはり必要になってくると思います。
私は、主人がもし先に亡くなって、自分も体力に自信がなくなったら、自宅を売って、全財産を持ってケア付き老人ホームに入ろうと思っています。
もし、私が痴呆症になったら、「豪華な老人ホームに入りたい」と、娘にも言ってあります。
娘は「ハイハイ、とっても豪華なところに入れてあげるから」と(笑)
空いてれば良いんですけど(笑)