前回の「学費を貯めるのに大切なこと(1)」の続きです。
生後半年以内に契約
我が家では、子供の学費は郵便局の「学資保険」で貯めていました。
まだ今ほど利率が下がっておらず、結構人気がありました。
それぞれ、生まれてから半年以内に契約しています。「早く」始めると、後が楽です。
「赤ちゃん」の時から費用貯めるって、壮大な計画ですよね(;・∀・)
ですが必要な金額が大きいため、少しでも長く積立すると、運用期間が長くなり、毎月の掛け金が安くすみます。
我が家では娘それぞれに、
満期金300万円、次女のみお祝い金30万円が2回もらえる
というものに入りました。
次女だけ入学お祝い金がついていることは、実は知らなかったのです(;・∀・)
よく考えたつもりが、その頃私もまだまだ勉強不足で、同じ満期金なのに、次女の掛け金がやけに高いなあ~とずっと思っていました。
長女:年払いで約13万円
次女:年払いで約20万円
また、これも後で知ったのですが、次女の学資保険を契約した年に、保険料が上がったのだそうです。
まとめて払うと安くなる
我が家では、少しでも掛け金を安くするために、「年払い」にして、それぞれ一年に一回の支払いにしていました。確か、毎月払いより数千円は安くなっていたと思います。18回も払うのですから、少し安くなるだけでも総額がずいぶん違ってきますよね。もっと割引率のいい前払いもあったのかもしれませんが、とてもこれ以上は払えず(;´・ω・)
娘たちの生まれ月がちょうど半年違うので、夏のボーナスで長女、冬のボーナスで次女の学資保険支払いを18年間、ずっと続けました。
早生まれに注意
私は契約後だいぶ年数がたってから、次女は
大学入学金の支払いに、満期金の受け取りが間に合わないのではないか?
とふと心配になりました。
次女は3月生まれで、18歳になってから満期が来るのでは遅いのでは??と思ったのです。
郵便局で「この子の契約では、大学一年生になった後で満期になりますよね?」と確認したことがあります。局員さんが確認してくれて、「いや、17歳の時に満期になる契約になっていますよ」と言われました。満期年と、次女が大学に入学する年を確認するだけなのですが、ちょっと心配で(数えるの、苦手なんで・・・)
郵便局さん、さすがです(*’▽’)
私は、契約の時には長女と同じ契約だとばかり思っていたので、満期年齢が一つ若く設定されていることに気づきませんでした(もしかしたら説明があったかもしれませんが、記憶になし)。要するに、次女の契約は、長女より1年短い契約になっていたのですね~。これってこども保険では常識なんでしょうねきっと(;・∀・)
(満期日は誕生日ではなくて、契約日から契約年数が経過した日が満期日だそうです。)
18歳の誕生日が過ぎてから満期がくる契約だと、早生まれの場合、大学の入学金の支払い時期(2月中旬~)に間に合わないことがあるのです。よく考えたらそうですよね。
又、私立大学の推薦入学などで、卒業の前年の秋冬に入学が確定した場合、年度内に入学金を支払わなくてはいけない大学もあります。まあ、入学金の30万円ほどを貯蓄から出せれば問題ないのですが。
なんだかんだ言って、私も色々考えたつもりでも甘いところがたくさんありました(笑)
おろしにくい(解約しにくい)こと、元本割れしないこと
我が家は、学資保険という商品で学費を貯めましたが、一番大事なことは、「おろしにくい(解約しにくい)こと」と、「元本割れしないこと」だと思います。
今ではあまり学資保険は利率が良くないようですが、「学資」という確固たる目標があります(笑)
手が付けにくいのです。なので、普通預金に入れているとすぐに使ってしまいそう・・・という方にはお勧めだと思います。(←私)
もちろん他のこども保険でも良いですね。以前は今ほど選択肢がなかったと思うのですが、今はこども保険は結構出ていますよね。
また、「元本割れしない」ということですが、現在学資を貯めるための保険とうたっている商品でも、払い込んだ金額よりもらえる金額が少ないものもあるようです。この低金利ですし、どうしても「保険」というのは、契約者に万一のことがあった場合、保険料の払い込みが免除されて満期金が受け取れるという性質上、その分に掛け金が回っていますので、さらに低金利でほとんど運用できない状態だと、元本割れしてしまうのかもしれませんが、学費を貯めたいのであれば、できれば元本割れしない商品を選びたいですよね。
長女は約250万円の払い込みで満期金300万円だったので、まあまあ良かったかなと思いますが、次女は長女より掛け金が高くなり、払い込みと満期金がトントンでした。それでも元本割れしていないのでぎりぎりセーフってとこですね~。もちろん契約者に万一の時の保障もついていましたので、その点では良かったです。
保険を契約する時には、「満期金」つまりいくらもらえるのかばかりに目が行きがちですが、「払い込んだ掛け金より多く満期金がもらえるか?」ということを調べることが大事です。最初から、払い込んだ金額より少ない満期金だと知っていて契約するなら良いのですが、知らずに後から気づくとかなりショックです。
保護者の方が入っている生命保険が少なめで、払い込み金額より少なくてもいいから「保険」としての機能も欲しいというようでしたら、それもありだと思います。保険とはもともとそういうものですので・・・結局は、そのご家庭に合ったものを選択するのが一番重要ですよね。
今は「学資保険」「こども保険」も私の頃とはまったく違っていると思いますので、これから加入を考えてみえる方は、よく比較検討してみると良いですね。
50代の投資ブログですので、お子さんが生まれるくらいの若いママさんは読んでいないかな~(笑)