60代ともなってくると、「老後」というより自分が「亡くなった後」のこともぼちぼち気になり始めます。
といっても私も主人も、まだ老親がいるので、自分が親より先に死ぬわけにはいかないと、気を張っている状態です。でも人生何があるかわからないですからね。
私が乳がんになったとき、もちろんごく初期のステージで、手術すればほぼ治ると言われたのですが、90歳近い父に細かく説明するのも大変だし、「がん」と聞いただけで親の方が慌ててしまいそうだったので、一切父には言わずに一通りの治療を終えました。
その頃も毎週、父のところへ通っていたのですが、さすがに手術後はすぐに外出というのは避けたかったので、姉にも協力してもらい、1週目は「風邪ひいてちょっと体調が悪い、移すといけないから」2週目は「旅行に行く」等と言ってもらって、なんとか父には気づかれずにすみました。
と、まだまだ親のことも心配なのですが、自分たちの亡くなった後のことを考えると、やはり一番気になるのが「お墓をどうするか」ということです。
両家共お墓はある
私と主人の場合ですが
主人・・・車で1時間くらいのところにある、主人のお父さんが生まれ育った町に代々のお墓があります。義父の母(主人のおばあちゃん)が25年ほど前にお墓に入ったのが一番最後。今の予定だと、そのまま、主人の父母もそこに入ることになります。
私・・・実家の父母が、田舎から出てきて近くにお墓がなかったため、体調の悪かった母のために墓地を買ってお墓を建てて、現在は母だけが入っています。父も、自分が亡くなればそこに入ると思っています。
という状態です。
お墓は不要説
私は自分自身に関して言えば、お墓はいらないかな~とずっと思ってきました。
母を比較的早くに亡くしたのですが、その後の自分を振り返ってみても思いますが、
お墓はなくても、故人を偲ぶことはできる
と思うんですよ。
もちろん、亡くなってすぐ、数年のうちは、こまめにお墓参りも行くのですが、だんだん足が遠のいていきますね。私はそれでも、母に悪いとは思っていませんでした。
なぜかというと、生活の中で、何かあるとよく母を思い出していたから。
特に自分の子育てのことでは、嬉しいことがあると、「母が生きていたら、喜んでくれただろうな」とか、大変だった時に「母だったらなんて言ったかな」とか、折に触れ、母のことを思い出したものです。
なので、忙しくてお墓参りにはいかなくても、常に母は心の中にいると今でも思っています。
また、今は良く言われますが、お墓は管理が大変なのですよね・・・
私の実家のお墓は、草が茂るようなことはないのですが、生花を供えれば枯れてしまうし、取り替えないとみすぼらしくてかえって供えない方が良いかな、、などと考えてしまいますね。
歩いてすぐ行けるというお墓の場合は、お年寄りが日課のように通って整えていらっしゃる方もいると思うのですが、車でわざわざ行くようなところだと、頻繁には行けないですね。
娘たち二人とも苗字が変わった
と、いろいろ細かいこともあるのですが、一番大きな「お墓不要説」の理由はここですね。
私自身も結婚して苗字が変わっていますが、娘たち二人ともすでに、結婚して姓が私たちと違うのですよね。
ということは、昔風に言えば「お墓を守る」人が、我が家にはもういないわけです。
ということは、主人の代でお墓をなんとかしておかないと、苗字の違う娘たちのどちらかに、車で小一時間かかるところにあるお墓のお世話をお願いしなくてはいけなくなります・・・
そんなことになったら、きっと私たちが亡くなった後で墓じまいされるでしょうね^^;
もう私たち夫婦と同じ姓の家族がないのだから、自分たちの代でお墓はなとんかしないと、と思っています。
ちなみに、私の実家の方は、姉がもうずいぶん前から、父が亡くなったら母が入っているお墓は墓じまいして、父母とも永代供養にするから、と言っています(父は、自分はお墓に入るつもりなので、父には何も言っていません)。
姉は、離婚して姓を旧姓に戻したので、今は息子たちと姓が違うのです。なので、私の実家の苗字もそこで途絶えることになるからと。姉自身も、父母と一緒に永代供養にしてもらうと決めているそうです。
自分たちはどうするか
と言っても、私は私の一存で主人の家のお墓をどうこうするとは決められないので、今までどうするのかなあと思ってきましたが、毎年、主人の父母と、妹と一緒に、年末にお墓参りに行く恒例行事になっているので(私は呼ばれないので行きません)、昨年行ったときに聞いてみました。
「あそこのお墓、どうするの?もう娘たちも苗字が違うし、私もあそこのお墓は遠いし、娘たちが来てくれるのも大変だし、入る気持ちになれない。私はもうお墓なくていいからどこかで永代供養にしてもらいたいんだけど」
そうすると主人は
「そうだなあ、妹にも聞いてみる」
と言ってくれました。
義妹に聞いてみたら、彼女は
「私はお墓なんていらないから。老後は一人息子が住んでいるところの近くで老人ホームに入って、最後は永代供養でもなんでもいいからしてもらうつもり」
という返事だったそうです。
義妹はとてもさっぱりしているのです、こういうことには本当にこだわりません。
永代供養場所探し
ということで、主人の妹もお墓はいらないと考えていることが判明したので、主人の実家のお墓も、主人の両親が健在のうちはもちろんそのままですが、両親亡き後は、申し訳ないですが墓じまいさせてもらうことになると思います。
となると考えなくてはいけないのが、「あそこのお墓に眠っている先祖代々のお骨をどうするのか」、また「自分たちはどうするのか?」ということ。
古いお墓を墓じまいするのは良いですが、入っているお骨をどこかに移動させないといけません。
また、自分たちも、お墓はいらないけど、火葬場で火葬してもらった後、骨の一本も持ち帰ってもらえないのも寂しい←何言ってるんでしょうね^^;
実はここ数年、毎年初詣に行っているお寺で永代供養の案内が行われており、私はその場所がとても気に入っていて、ここで供養してもらえるならいいかなあ、と考えていました。
主人に話すと「(どこでも)いいんじゃない」という返事で、説明も聞きに行ってきました。
お墓代わりの、今流行りの「納骨堂」も新築されていて、見せてもらいました。
例えがアレですが、マンションの内覧のようで^^; 日当たりが良いところが高いんだそうですよ・・・それも上下の真ん中あたりの、お参りしやすい場所が高いのですが、高くても良いところから売れているんだそうです。
私はその話を聞いたときに、今のうちに買わないと!!日当たりのいい場所(?)がなくなっちゃう!と思ったのですが
よくよく考えたら、ひょっとしたら私たちが亡くなるまでにまだ30年あるかもしれない。その間に、お墓事情や永代供養事情も変わるかもしれない。今焦って納骨堂を予約して(予約される方もたくさんいらっしゃるそうです)、まだ生きてるうちからその場所を延々と占領し続けるのもな、、と考えてしまい。
まあ、私たちのことはもう少し年を取ってから考えれば良いかということになりましたが、主人の実家のお墓は将来的には墓じまいして、そのお寺で合祀にしてもらおうということになりました。
私たちも、その時納骨堂の場所も空いてなかったら、この「合祀」で良いかなと・・・
このお寺の一部のようになって眠らせてもらえたら良いなと思っています。
といっても30年後どうなってるかわかりませんが・・・
今決めた方が良いことがあるとすれば、納骨堂のお値段ですよね。恐らく、今後どんどん上がるのではないでしょうか・・・あと、良い場所がなくなる?^^;
主人は「〇んでるんだから日当たりとか関係ないだろ」と言い、まあその通りかもしれないのですが。
生命保険のお金でなんとか娘たちがまかなえると良いなあと思っています。
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