本当になかなか更新できていません^^;
最近の投資については、なかなかアメリカの政策金利が下がらず、高止まりするという予想が多い中で、私は1年半ほど前に買った米国債ETFを少しずつ、NISA口座に資金移動するために売却しています。
底値に近いだろうと思って買ったのにまだ下がりましたね~。
それでも、この1年半くらいの「TLT」(iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF)の保有で、約16万5千円の分配金が受け取れました。
現在も毎月約80ドル、日本円で約1万円前後の分配金を受け取っています。これから売却するので減っていく予定ではありますが、評価額のマイナスを十分埋めてくれていますので、結果的には+ということで結果オーライです(*^-^*)
ちなみに、このTLTの分配利回りは現在「4.31%」です。現在でもまだ買い場と言ってよい水準ではないでしょうか?
ただ、NISA口座で買えないので、それがネックです。こちらを買うのであれば、NISA口座の枠を先に埋めてからが良いのではないでしょうか。もちろん、毎月の分配金が欲しいという方にはまだまだお勧めです。課税されますけどね^^;
運転をやめた父(当時87歳)
近況ですが、少しばかりの仕事と家事以外は、二人のお孫のところと、実家の父のところへ行くことで日々過ぎていく感じです。
今日は少し、父の話にお付き合いいただければと思います。ご高齢の親御さんがいらっしゃり、車の運転をどうしようか悩んでいる方にはご参考になるかと思います。
父は一昨年の年末、車を運転していて事故に遭い、幸いけがはなかったのですが、車が全損扱いになり、それをきっかけに車の運転をやめました。ちなみにこの事故は、20代の方が運転する車が、一方通行無視で逆走、一時停止なしで道路に飛び出してきたことが原因で、父に非はありません。二人ともよく無傷で命があったなと思います。
父はまだまだ元気で、自分では運転するつもり満々だったのですが、私ももう少し乗らせてあげたかったのですが、父の年齢を考え(当時87歳)、特に同居の姉の強い意向もあり、今やめた方が良いだろうということになりました。
生活が一変
それから父の生活は一変しました。
それまでは病院、買い物、趣味の教室に行ったり、外食に行ったりなど、一人で車を運転して自分のことは自分でしていましたが、地方で車がなくなると、途端に日々の生活に困ることになります。
私も姉も、それはわかっていたのですが、同居の姉が「私が送迎するから」と言ってくれ、私もそれまでにも週に一回は必ず実家へ行っていたので、その時にできるだけ用事を済ませるということで、なんとかしようということに。
バスは歩いて行けるところに停留所はあるのですが、30分から一時間に一本くらいです。地域のバスも市内を走っていますが、父の行きたいところには停まりません。
あとはタクシーとなりますが、やはり毎日の足に使うには料金が高すぎますよね・・・たまなら良いのですが。
外出の機会が大幅に減ることは予想できたので、認知症になってしまうのではないかと、それが一番気がかりでした。
三輪車購入
父は、車に乗らないことが決まってからすぐに、「三輪車が欲しい」と言い出しました。知り合いが乗っているのを見たことがあり、三輪車なら転ばないし(?これについては後述します)後ろに大きなカゴがついているので、買い物に行けると。
私は、父がまだ外へ出かけたいと思っていることが嬉しく、早速いろいろ調べて、「電動アシスト付き」の三輪車が良いと思ったのですが、父は「電動は怖い」と言って、電動なしの三輪車がいいといったんですよね。
でも、電動アシスト付きは、どちらかというと年配者向けに作られているのだし、そんなにビュンと速度が出るわけではないと思うよ、などと説明したり、電動アシスト付き自転車の説明動画などをネットで見せたりしたのですが、それでもダメ。
頭が固いんですよね。。。こうと思い込んだら、まったく周りの意見を聞きません。
試乗してみたいと思い、自転車やさんで試乗もさせてもらったのですが、お店の前のコンクリートを5メートルくらい行ったり来たりさせてくれるくらいで(売り物だから仕方ないですよね)、本当に一般道に出て乗らせてもらえるわけではないので、よくわかりません。
電動付きにも乗らせてもらいましたが、やはり少しでもスピードが出るのが嫌だと言い、結局「なんだか乗りにくいけど、まあ練習すれば乗れるだろう」と父が言った、電動なしの三輪車を購入しました。
乗りこなすのは難しい
買ってからその日のうちにすぐに練習開始(実はその日小雨が降っていて、私は嫌だったのですが、父がどうしてもすぐに乗りたいと・・・練習に付き合う私も濡れるんですけど・・・結局二人ともカッパ着用で)。
近所の、車通りの少ない公園周辺を乗ってみたのですが、どうしても左の方へ曲がっていってしまうんですよね。
何度やってみても、左へ曲がる。側溝へ落ちそうになるのです。
また、少しの段差で転びそうになります。三輪車が転びにくい、転ばないといいうのは間違いです。段差のあるところなどに乗り上げると、簡単に転びます。
父を見ていた私も、どうしてそうなるのかと思い、自分でも乗らせてもらったのですが、やっぱり左へ曲がっていくんですよね。
それでも、高い買い物だったし(三輪車って電動アシストなしでも10万くらいします。電動アシスト付きだとなんと30万くらい・・・安い中古車くらい買えそうです)、父も、この三輪車に乗れなければ、自分はどこにも行けないという危機感(?)があって、ずいぶん練習しました。
私も買ってすぐには行ける時には実家に行って、一時間くらい練習に付き合いました。
広くて大きな散歩道があるところで、ひたすら三輪車をこぐ父。それを見守るという繰り返し。
その甲斐があって、父はなんとかコツを覚え、近場には三輪車で出かけていくようになりました。
道路は横幅が狭かったり(三輪車は横幅が大きい)、坂があったり、段差があったりと、結構危険な箇所が多いです。
そのあたりは、降りて押して歩いているようでした。
あの父の気力は凄いなと、娘ながらに感心しました。
普通の自転車(二輪車)とは乗り方が違う
三輪車を買う前から、もしかしたら乗れないのではないかという懸念はあったのです。ネットでも、高齢になり車の運転をやめたお父さん、あるいはお母さんに三輪車を買ったけど(電動アシストあるなしに関わらず)、どうしても乗れずに、結局放置してある、という話は結構ありました。
また、フリマサイトでも、三輪車は「買ったけど結局乗りませんでした」というコメントも多いです。
三輪車って、普通の二輪車と同じ乗り方では乗れないのです。なので、それまで自転車によく乗っていたという方の方が、同じような感覚で乗ると危ないらしいです。
若い方であれば、少し練習してコツを掴めば乗れるようになるとは思いますが、それが高齢の方になると、よほどご本人にまだ「練習する体力と気力」が残っており、また若干「若い頃は運動神経が良かった」くらいの方なら、練習すれば乗れるのではないかなという感じです。
結局乗れないという方も多いのではと、自分が実際に乗ってみて実感しました。
せっかく買って乗れなかったとなると、高い買い物ですし、何よりお出かけしたくて買ったのに、乗れないとかなり悲しいですよね・・・( ;∀;)
電動アシスト付きに買い替え
そして父のその後はというと、結局、普通の三輪車は重たくて、少しの坂道でもまったく登れないということで、
電動アシスト付き三輪車☆彡
に買い替え、現在も軽快にお出かけしています。
父が電動アシスト付きに変えるきっかけになったのは、ご近所で、ご高齢のおばさまが、(自分とは違って)軽々と三輪車に乗っているところを見かけたためです。
少しの坂道で、父なら絶対に降りて押して歩かないと登れないところを、なんとその方はスイスイとこがれていたとのこと。
そして父の行動力と言ったら聞こえは良いのですが、その方が三輪車を降りたところで声をかけ、どうしてそんなに軽く乗れるのかと尋ねたそうです。そうしたら、その方が乗っているのが電動アシスト付きの三輪車だったというわけですね。
その方に
「電動アシスト付きでもそんなにスピード出ないし、全然怖くないですよ、電動がついてない三輪車って重くて乗れないでしょ?(*^^*)」
と言われたそうです。
その三輪車を買った自転車やさんまで教えてもらい、私にご報告がきました^^;
「電動付きのが欲しい」
と。
だ・か・ら・最初から言ってるじゃん。
絶対に嫌だと言ったのはアナタですよね???ね??
・
・
などとは言いません。
私の頭の中では、今の三輪車は仕方ない、フリマに出すしかない、誰か引き取ってくれないだろうか、、もうタダでもいいから、でも高かったのに、、、等々駆け巡りましたが、すぐに
「そうだよねえ~やっぱり電動がいいよね!(*^^*)」
と賛成し、父の気持ちが変わらないうちに、その教えて頂いた自転車やさんに相談に行きました。
町の古い自転車やさんで、広くもきれいでもありませんでした(すみません^^;)が、丁寧に話を聞いてくださり、父が実際に三輪車に乗っているところも見てくださって、「お父さん、しっかり乗れていますから、電動アシスト付きにすればすごく楽になると思いますよ」と言ってくださいました。
実は三輪車って、ほとんどニーズがないそうで(地方は高齢者でも自動車一択なのです・・・)、売り場にはありませんでしたが、取り寄せてくださることになりました。
電動アシスト付き三輪車を乗りこなす
いろいろとこれまでの経緯も説明して、電動なしの三輪車をどうしようかと話したら、高くは買えないけど、良かったら下取りしますよと言ってくださいました!
もう、フリマに出したり、発送したりということも手間なので、いくらでもいいのでお願いします、と引き取って頂くことにしました。
そして今度はピカピカの電動アシスト付き三輪車を手に入れた父。
今度はバッテリーの充電の仕方や、電動のパワーの操作方法なども教えてもらい、大丈夫かな?と最初は心配しましたが、しっかり乗りこなし、現在は大事な相棒になっているようです(*^^*)
電動アシスト付きは、バッテリーが高いそうで、盗難も多いということで、ガッチリ本体に巻き付ける鍵も購入しました。
たまに父に「三輪車、ちゃんと充電してる?充電が切れると途中で普通の三輪車になっちゃうよ」と聞くと、「そんなにすぐには減らん。2週間くらは大丈夫。ちょっと前に一回充電したかな。それに電池が切れてもこげるし」などと、電池の残量も把握している様子で安心しました。
もちろん自動車と同じようにはいきませんが、ちょっとそこまで出かけることができて、そして「荷物が積める」ので、買い物に行けることが大きいですね。
これは父の場合、地方在住で、道路が比較的大きいので三輪車も乗りやすいということはあるかもしれません。
父も、自分が行きたいところまでのルートを検討し、この道路を使うと行きやすいということも考えているようです(笑)
認知症予防にもなっているのではと思います。
それと、関係ないかもしれませんが、ずっと高血圧で、降圧剤を飲んでいる父ですが、血圧がかなり下がったようです。
これは自転車に乗るようになったためでは、と私は思っているのですが・・・
それまでも散歩はしていたのですが、自転車もまた運動になりますよね。
雨の日などは出かけられないのですが、それでも自分ひとりでも出かけられる手段が一応できて、車の運転をやめてから1年ちょっとたちますが、やっと生活のリズムもできてきたようで良かったと思っています。
ちなみに、遠くへは出かけられないので、あらかじめ決まっている病院などは私か姉が送迎、趣味の教室は、まだ少し若いお稽古仲間が送迎してくださっているそうで、ありがたい限りです。
年をとると、こうやっていろんな方の手を借りる必要が出てくるんだなあと思います。
そして、もし長生きできればいつか自分もそうなる確率が高いですよね。
父を見ながら、自分の老後の準備もしっかりしなくてはと考える日々です。
投資の話ではありませんでしたが、最後までお読み頂きありがとうございました(*^-^*)