この年末年始は、2年ぶりに、私と夫両方の親族と食事会をしました。
親族といってもそんなに大人数ではなく、どちらも10名以下です。
どちらの親も80代半ばになっていますが、頭もしっかりしているし、自力で歩くのにも支障はなく、今のところはそれぞれで生活できています。
ですが、先日の食事会で、義母が少し、認知症気味?という印象を初めて受けました。
ちょっとしたことを忘れたり、勘違いしており、以前はこんなことなかったのに、と思ったのも事実です。
昨年、主人の父が腰を圧迫骨折して入院した時には、「もしかしたら、このまま歩けなくなったり、杖が必要になったりするのでは・・・」と心配もしましたが、予想外に(?)、しっかり自分の足で歩けるようになって退院したので、ほっとしました。
でも、退院後、義父が夫(義父からすると息子)に、「おまえ、そろそろ仕事辞めんのか?」と聞いたそうで、親も、体が弱ってくると、気弱になって、子供に頼りたくなるのかなと思ったりしました。
主人も、これまで何度か冗談のように、「63歳でやめていい?」「64歳ならどう?」などということはあり、先日、またそんな話になり、
「そんな早く仕事辞めてどうするの、やりたいこともないんでしょ」
と聞いたら、
「・・・親の介護とか」
と言ったことがありました。
「え、親って〇〇(主人の実家)のお父さんたちのこと?」
と聞いたら
「そう」
と答えました。
そういわれてよくよく考えてみたら、私は今、週に一回、実家の父の頼まれごとを済ませるため、実家に行っています。本当は毎週行くのはちょっと面倒なので(;’∀’)、たまに用事がない時などは「やることないんだったら、電話してよ。その週は来ないから」と言っても、やっぱり「来なくていい」とは言われません。
父からしたら、週に一度、もうこんなおばさんですが、娘の顔を見られるのは楽しみなのかもしれません。
でもこれは、私が今、外で仕事をしてなくて、時間的に余裕があるからできることです。もっと言えば、
主人が外で働いて(今はリモートワーク率高いですが)、生活費を稼いでくれているからできる
ことですね。私と同世代の主婦の方でも、まだパートで働いている人はたくさんいますし、私の今の状況は、恵まれているんだなと。
そして、主人にとっても、年老いた親のことは心配で、もし仕事がなかったら、平日の昼間でも買い物に連れていったり、病院に連れていったりしてあげたいのかもしれません。
私は今、自由に実家に行くことができるのに、主人はもし、親に何かあっても、仕事があるので、いつでも行ける、というわけにはいかないでしょう。
さらに言えば、親はこれからどんどん年老いていくばかりなので、主人が完全に退職する予定の6年後まで、元気でいられるかはわかりません。
そうやって考えると、私は、自分は自分の親にあれこれしてあげられるのに、主人は仕事があるためにそれができないと思ったら、少し早く会社を辞めて、親の面倒を見てあげたいと思うのを私が止めるのは、主人に申し訳ないと、最近思うようになりました。
もしもの話ですが、主人の親の状態が悪くなり、「仕事を辞めてもいいか」と聞かれたら、いつなら辞めても生活していけるだろうかと、少し考えるようになりました。
62歳でリタイアできる?
単純に、質素に暮らして年間の生活費を300万として、3年過ごすのに900万、特別支出などを考慮すると、1,000万くらい必要かと思います。まあこれくらいがギリギリのラインかなと。
この場合、62歳でリタイアということになります。
60歳ではさすがにキツイかな~、65歳までの5年間に、少なくとも1,500万くらい、使ってしまうことになります・・・もし運用がものすごくうまくいって、あと1,000万くらい増えてくれたら、できなくはないかな?
主人が65歳になるまで、年金は受け取れませんので、貯蓄を取り崩すだけの生活になります。
今の資金状況からみて、62歳リタイアは、無理ではないと思いますが、資産から1,000万を65歳前に使ってしまうことになります。ゆとりが大きく減ってしまうことになりますので、できるだけ避けたいですが、今後の状況によっては、覚悟しておかなくてはとも思うようになりました。
まだまだ、どちらの親も、今は元気なんですけどね。
↑この、「想定する」ということが人生においては大事かと。
ますます、資産を増やしておきたいですね。