50代以降の年代になりますと、もう働ける時間がたくさん残っていないので、投資すると言っても「できるだけ減るリスクを避けたい」という心理があると思います。
若いうちは、減っても、まだ何十年も働けるし、投資期間も長いので、また取り戻せる可能性がありますが、50代以降になると、あと10年働けるかどうかということになりますので、ここで百万単位で大きく資金を減らしてしまったりすると、カバーすることが難しくなります。
我が家は、年齢の割には株に投資している割合が多いと思うのですが、それでもやはり年齢は気になり、「債券ファンド」もいくらか保有しています。
これが、今回の暴落ではかなりリスクヘッジになったと実感しています。
債券は、普段は株式のようには価格が上がらず、時には下がったりして(笑)、ゆるゆるした動きなのですが、外国債券ETFであれば、きちんと配当金が入金されますし、なんといっても
株価が下がった時に、債券価格は上がる
という方式があります。
上がるといっても、株価のように爆上げということはなく、株の値下がり分をいくらか相殺してくれるといった程度ですが、今回、我が家があまり株価下落の影響を受けなかったのは、
債券ファンドもそこそこ持っていた
からということが言えると思います。
確定拠出年金では、外国株ファンドが200万円分くらい、国内債券・外国債券を合わせると350万円分くらいでした。
いつの間にか、債券ファンドの割合の方が増えてましたね。
ここしばらくは、債券の方にシフトしてきたお蔭もあるかと思います。
SBI証券の口座でも、米国債券ETFなどを最近はよく買っていました。
年齢のことを考え、暴落が来てもあまり減らさないようにと思ってのことでしたが、今回はまさに救われた感じになりました。
国内債券は低リスクですが、あまり利回りはよくないので、外国債券を少し多めにすると、2%前後くらいの利回りが期待できるのではないでしょうか。
50代でしたら今後10年くらい働く可能性がある方も多いと思います。
あと10年、外国債券等で運用してみるのも良いかもしれませんね。