私は普段からパソコンやスマホ、雑誌などいろいろなものからお金関係の読み物を読むのが好きです。自分の資産管理の参考になります。
最近ではやはりスマホで一番たくさん読んでいると思います。ブラウザは、利用歴からそれを使用している人の趣味、嗜好を分析して、関心が高いと思われるページをおすすめしてきますので(あちこちに関連サイトの宣伝が表示されますよね)、毎日何かしらの文章を読んでいると思います。
その中から、面白いなと思った記事を時々こちらでご紹介していますが、今日は「@DIME」のマネー記事の中から
をご紹介します。
日本ではもう長い間、ゼロ金利政策がとられており、たくさんのお金を銀行などに預けてもほとんど増えない状態です。それでも、やはり日本人は「預金」が好きなんだな~ということがよくわかるデータがグラフで掲載されていました。
ここでは、日、米、英で比べられていますが、それによると、金融資産のうち「預貯金」が半分以上を占めるのは日本だけだそうです。他の2国は、
株式、年金、保険、その他の資産
で半分以上を占めています。
そして、そこまでは国民性の違いですむのですが、問題はそういった割合で資産を保有し続けた場合の、数十年後の話です。
この記事では数十年後の資産の違いのデータも掲載しているので、ぜひ見ていただけたらと思うのですが、当然と言いますか、資産の増え方は株式をたくさん保有する米国が1番多く、英国が2番、日本は3番でした。
預金の割合が多いということは、
減るリスクもないけど大きく増えることもない
という状況だということですね。
最近やっと浸透してきた「確定拠出年金」は米国をモデルにしており、「NISA」制度は英国をモデルにして作られたそうです。日本は、このまままったく金利が上がらない状態では国民の将来がマズイ・・・と思い、他国の良い制度を真似して作ったということでしょうか。
ですが、もう一つ衝撃の事実。
NISAの利用率は半分以下
ということを初めて知りました。制度が導入されて、ネットはもちろん、テレビなどでも宣伝されていますが、とりあえず口座開設された中でも、
半分以上は非稼働口座
なのだそうです。
つまり、作るだけ作って、まったく利用されていないのですね。これは、やはり
・そもそもNISAって何かまだよくわからない
・投資って言われても、やっぱり何を買っていいかわからない
・増えるかもしれないけど、やっぱり減るのは嫌だよね(;^ω^)
ってところでしょうか。
私は、自分が労働して(不労所得でも良いのですが)頂けるお金で、将来的にも生活に困らないという方は、
投資する必要はない
と思うのです。
わざわざ働いてやっと得たお金を減る危険にさらすわけですから、お金が足りないという人以外は、別に投資しなくて良いと思います。
ただ、大半の人は、働いていただけるお金だけでは、日々の生活がやっとで、なかなか将来のお金まで貯めることは難しいのが現状ではないでしょうか。
将来のために、今の楽しみをあれもこれも我慢して、貯金しなくてはいけない。それはなんだか悲しいですよね。まあ、貯金が趣味という方は楽しいのかもしれませんが・・・。
昔は、定期預金でも6%近い金利があった時期もあったようです。夢のようですね。そんな時代であれば、投資はそもそも必要なかったのですよね。まったく減る心配もなく、年6%も増えるのですから、10年預ければ、何もしなくても倍に増えたそうです。私もその頃はまったく金利などに興味なかったので、知らないのですが(笑)
また、株も今のように数万、数十万単位で買えるものはなく、数百万と出さないと買えないものでしたし、証券会社まで足を運んで、証券マンと対面でなければ買えませんでした(資産家のおうちには証券マンが訪問する??)ので、庶民が買うことは難しい時代だったようです。
昔は、一株の金額が大きかっただけに、株で大損をしたなど他人の話を聞くだけでも「株なんてやるもんじゃない・・・」と思ってしまっている人もいると思います。
ですが、今は一株単位の金額もずいぶん下がりましたし、ミニ株、プチ株など、一株単位でなくても少しずつ買うことができる制度も充実してきました。それに、店頭まで足を運ばなくても、パソコンやスマホで自宅にいながら、夜中でも商品を買うことができるのです。
もう時代は変わっています。
私は、いくら頑張って貯金しても、そのお金がまったく増えないのに嫌気がさし、投資について調べることから始め、今では金融資産の半分くらいを投資商品で保有しています。自分で働いて得られるお金には限界があります。なので、できるだけお金にも働いてもらいたいのです。
せっかくNISA口座などを開設して、それっきりになっている人がみえたら、数千円でもいいので、まずは投資信託などを買ってみてはいかがでしょうか。
次からは数回に分けて、私が実際に保有している投資信託をいくつかご紹介してみたいと思います。