還暦準備「iDeco状況確認」

前回の投稿で、「来年は還暦なので、少しずつ準備していきたい」と書きましたが、ふと、「60歳になったらiDecoの積み立ても終わるな」と気づきました。

そこで改めて、60歳以降私のiDecoはどうなるのか確認してみました。

iDeco現状

私の現在のiDeco現状です。

資産残高 約274万円

損益 約 +97万円

損益率 +55%

まあまあ良い結果なのではないかと思います。

今後もし株価暴落が来てもマイナスにはならないのではないかと思います。

iDeco資金内訳

現在の資金の内訳です。

外国株式が大半、15%弱が外国債券となっています。

資産残高推移

こちらは直近6年間の資金推移です。

iDeco開始したのは2018年7月です。

昨年度が一番資金が大きく増えていますね~。

直近1年の資産残高推移

こちらは直近1年の資金推移です。

株価の上下によって多少、残高も上下していますね。これによると、資産高が一番大きかったのは先月、1月のようです。

まだ積み立ては一年半ほど続きますので、今後も最高値を更新してくれることを期待しますが、どうでしょうか。

 

目標300万

以前、iDecoの60歳積み立て終了時には300万になっているといいなと書きましたが、現在の様子でいくと、ほぼ達成できるのではと思っています。

ただ、今後も株式中心でいくと、現在若干割高な感じなので、少し大きな下落があるとどうかなという感じですが、損益がマイナスになることはないと思うので、まあいいかなと思っています。

受け取り開始時期

積み立ては60歳までなのですが、受け取りはどうなるのかを改めてiDecoの公式サイトで確認しました。

すると加入期間が

10年以上→60歳から受給可能

8年以上10年未満→61歳から

6年以上8年未満→62歳から

4年以上6年未満→63歳から

2年以上4年未満→64歳から

1月以上2年未満→65歳から

となっていました。

※現在、iDecoの受け取りは75歳まで繰り下げ可能です。

私の場合、9年未満なので、61歳から受け取れるのかなと思います。

受け取り方法

3つ選択肢があります。

  1. 一時金として一括受け取り
  2. 年金として受け取り
  3. 一時金と年金を組み合わせて受け取り

自分に合わせた受け取り方法を選択すればよいと思いますが、この時にちょっと気になるのが「税金」です。

一番気になるのが「一括受け取り」で、少しまとまった金額を受け取る場合、税金はどうなるのかな?

iDeco一括受け取り時の税金

iDecoは、一般のサラリーマンが受け取るような「退職金扱い」となります。
退職金は、勤務した年数に退職所得控除金額をかけて控除金額を計算しますが、私のような主婦の場合、「掛け金を拠出した年数」で計算されるとのことです。
【退職所得控除の計算方法】
  • 掛金を納めた期間分の退職所得控除が適用される
  • 期間20年まで年間40万円、以降は年間70万円が控除枠
  • 専業主婦の場合は「iDeCo(イデコ)加入期間=勤続年数」として退職所得控除を算出する

上記を私の場合に当てはめて計算してみると、

9年(※)×40万円=360万円

※退職金の計算では、数か月でも勤務していれば「1年」と計算してくれます(年数の端数は1年に切り上げます)。つまり8年1か月でも「9年扱い」となります。

360万円までは控除されるので、もし私のiDeco残高が、私の予想通り300万前後であれば、一括受け取りすれば「非課税」ということになります。

実際に課税対象となる計算式は

(iDeco資金残高―退職所得控除額)×1/2

退職所得控除を引いた金額からさらに半分の金額に課税されます。なので、多少所得控除から余る金額があったとしても、課税されるのはほんのわずかな金額だと考えられます。

もちろんiDecoなので、運用益にはもともと非課税です。

年金受け取りの場合

年金受け取りにするとどうでしょうか。

年金受け取りにすると、他の所得金額などによっても計算が変わってきますが、専業主婦で他の収入がない場合で考えますと、

「65歳未満の場合」

公的年金収入額が60万円まで… 公的年金等に係る雑所得0円

「65歳以上の場合」

公的年金収入額が110万円まで… 公的年金等に係る雑所得0円

iDeCo・確定拠出年金を年金として受取る場合、65歳以上なら、公的年金等の収入が110万円以下であれば課税されることはないそうです。

もし私が、61歳から受け取る場合、年間受け取り金額が60万円までなら非課税、65歳以降受け取る場合は、公的年金も受給していますので、その年金と合計で110万円以下なら非課税、ということになりますね。

こういったことも考えたうえで、受け取り方法、金額などを考えると良さそうです。

私の場合、65歳から自分が受け取れる公的年金は約80万くらいだと思うのですが、ここに年30万以上のiDeco受け取りをしてしまうと、課税対象になるということになります。

課税といっても、大きな課税額ではないと思いますが、非課税にできるならしたほうがありがたいですよね。

私の場合、61歳時ではまだNISA枠も埋め切れていないと思うので、一時金で非課税で受け取り、その資金をNISAに入れてさらに運用しつつ使っていく、という方法も考えられます、が、

長期間運用するほうが複利効果は発揮されますので、現在のiDeco資金は「これから増えていく」というフェーズに入る頃ですので、多少の税金は払っても、そのまま運用しつつ、できるだけ細く長く受け取った方が良いのか、、などとも考えています。

まとめ

調べたところをまとめてみます。私の場合、

  • iDeco資金の受け取りは61歳から可能
  • iDeco資金を一括受け取りにしても恐らく非課税
  • 年金受け取りにする場合、金額によっては65歳から税金が発生する可能性あり

※これは私個人が自分に当てはめて調べたところであり、間違いもあるかもしれませんので、必ずしっかりご自身で調べ、また専門家の方にご相談してくださるようお願いします。もし間違いがございましたらお知らせ頂けますと幸いです。

今、一通り調べたところでの感想ですが、61歳から年金受け取りにする可能性が高いかなあ~

61歳で300万ちょっと一括で受け取って、またNISA口座に入れて運用するにしても、結局、やることはまた「外国株式」を買い直して運用をすることになるので、それなら現在、すでに「8年前」から安い価格でコツコツ買って運用しているものをそのまま運用しながら取り崩し、老後資金に使っていくのが効率いいかなと。

NISAの資金はあったら嬉しいですが、NISAに入れたらまた「値上がり」するのを待つ必要があります。

入れてすぐに使おうとするのは、株価が下がる可能性もありますしね~。

年齢的にも、もう「使う」フェーズですよね。

違う口座に入れ直して運用するのはもう時間の無駄かな、という気がしています。

61歳まではまだ2年ちょっとありますので、その時によく考えて決めようと思っています。